幹事クリタのコーカイ日誌2006

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7月15日 ● 『吾輩は主婦である』最終回。

 8週間全40話の昼の帯ドラマ『吾輩は主婦である』が昨日で終わりました。見事に長丁場を乗り切って大団円です。脚本の宮藤官九郎自身が「途中で書くことがなくなった」と言っていましたが、全然そんなことはなくテンションも落ちずに最後まで豪快に突っ走ったと思います。僕も毎日ビデオ録画して1回も見逃さずに完走しました。

 クドカンらしい人格の入れ替わりに時制の巻き戻し多用などケレン味たっぷりのドラマでしたが、主婦向けドラマらしく道徳的でありながら、主婦向けらしくセックスに対する積極的興味もふんだんに盛り込まれていました。視聴率こそそれほどではなかったようですが、内容は十分に高品質でした。

 またマニアック過ぎることはわかっていながら、俳優陣のはじけっぷりも素晴らしく、主演の斉藤由貴の怪演はもちろん、竹下景子ら脇の俳優陣もかなり個性的でぶっ飛んだキャラクターを演じきりました。まさにクドカンドラマが昼ドラになるとこうなる、という期待通りの出来映えだったと思います。

 俳優陣で特に感動したのが「“なまはげ”やすこ」を演じた池津祥子。その迫力がこのドラマをどんどんハイテンションに引っ張っていったと思います。なにせあの猫背椿に迫力勝ちしていましたからね。あんな女優は滅多にいません。

 『木更津キャッツアイ』とは違い、恐らくこのドラマの続編が作られることはないと思いますが、万一実現したらぜひとも、「やすこ」を中心に据えた(今回でも十分に目立っていましたが)特別篇を1本作って欲しいなと思っています。


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