幹事クリタのコーカイ日誌2006

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7月1日 ● ついに巨人10連敗。

 いやぁ、それにしても巨人はよく負けますね。31年振りの10連敗だそうで。6月月間19敗は球団ワースト記録。8連敗のあと○●○してから10連敗ですからね。この間2勝19敗。そりゃ最高14あった貯金が借金5まで転落するのも無理はありません。楽天だってなかなかそこまでは負けません。まさに悪夢のような6月です。

 ここまで落ち込んだ直接的な原因は故障による主力選手の離脱にあることは間違いありません。4月4日、まだ開幕当初の好調時の打順は1番清水・2番仁志・3番二岡・4番李・5番高橋由・6番小久保・7番阿部・8番亀井・9番パウエルでした。ところがここから高橋由が消え、小久保が消え、阿部が消え、次々と主軸がいなくなってしまって、絶不調時の6月20日は1番鈴木・2番小坂・3番二岡・4番李・5番ディロン・6番小関・7番木村・8番古城・9番加藤(交流戦なので指名打者を使っています)。二岡と李の3番4番こそ健在ですが、後は巨人ファンですら「誰それ?」というような選手ばかりになってしまいました。

 まるでイースタンリーグのオーダーみたいな選手で勝てという方が酷です。原監督でなくても名将ヒディンクだって無理です。長いシーズンを戦っているうちに主力選手が故障でいなくなることはどのチームにもあります。現にいま阪神は今岡と久保田を欠いています。5番と抑えのエースがいなくなって、それでよく首位争いに踏みとどまっているなと感心します。首位の中日だって不動の3番福留がいません。ただそれをカバーする選手がいるからこそ、阪神も中日も首位争いをしているのです。

 ところが巨人は選手層が随分と薄かったようです。かつては「一軍が2チームできる」と揶揄されるほどに選手をかき集めて「巨大戦力」と言われていたのに、それが今年は随分とスリムになってしまいました。主力だけ見れば相変わらずスター選手がズラリと並んでいるのですが、彼らと控え選手の力量に差がありすぎて、こういう非常事態になった時にとことん弱かったことが露呈してしまいました。外様ばかり輸入して生え抜きを育ててこなかったツケが今になって回ってきたのです。

 まあここまで負け込んでしまっては、もう今年は優勝争いに加わるほど巻き返すことは難しいでしょう。だったらせめて生え抜きの若手選手をどんどん起用して育てることに集中した方が良いと思います。それとともに、故障の多い主力選手の健康管理体制を再点検することも必要です。高橋由など入団して随分経つのに、1シーズン通してまともに出場したのはどれだけあったことでしょう?なぜ偉大な先輩松井秀にそのあたりを学ばなかったのかと思います。

 残る興味は、いっそどこまで巨人は負ければ気が済むのか、その負けっぷりに注目です。こうなったらぜひ楽天の勝率を下回るところまで堕ちていって欲しいものです。なにせ今年の楽天は少しずつ上向いてきていますからね。このペースなら真夏は熾烈な「最弱争い」になりますよ。楽しみ楽しみ。


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