幹事クリタのコーカイ日誌2006

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5月4日 ● てじな〜にゃ。

 チケットを貰ったので『山上兄弟とネポ・パンナのてじな〜にゃで大冒険!』というマジックショーを娘と一緒に見に行ってきました。もちろんテニス三昧のGWの罪滅ぼしです。僕はマジック好きでテレビでやっているとついつい見てしまうのですが、生でショーを見るのはこれが初めてで、子供向けのショーとは言え、ちょっと楽しみにして行きました。

 比較的広いホールなのですが、前から3列目の中央寄りという絶好のポジションのため、かなり至近距離でマジックを見ることができました。内容はキャラクターのぬいぐるみと山上兄弟が繰り広げるお子さま向けマジックショーですから、正直言って大したものではありません。大人の鑑賞に耐えるかというと、かなり苦しいところはあります。

 山上兄弟のマジックは、基本的にはよくある人間を空中に浮かせたり分断したり入れ替わったりする「イリュージョン」系マジック(そういう言い方が正しいかどうかわかりませんが)なのですが、生で近くで見ているとテレビよりもはるかに仕掛けのちゃちさがわかります。そりゃ人形だろう、とか、そこに仕掛けがあるぞ、とか。12才の娘にすら突っ込まれているようでは「子どもだまし」と言われても仕方ありません。

 もちろん山上兄弟だけではなく彼らの父親である北見伸も出演していて、こちらはさすがに熟練の技を見せてくれるのですが、それとて「ほぉ〜」程度で興奮するまでには至りません。やはり今さらマジックで驚くには鳩を出したりトランプを空中から取り出したりするくらいではとてもダメで、見たことがないと思わせるようなオリジナリティが必要です。

 山上兄弟も6才と5才でデビューした頃は、そんな小さな子どもがイリュージョンをするということだけで「芸」だったわけですが、すでに小学校高学年ともなるとそろそろ単なる子どもの真似事芸では苦しくなってきています。いつまでも「てじな〜にゃ」ではもたないでしょうね。


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