幹事クリタのコーカイ日誌2006

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4月6日 ● 落ちていく民主党。

 今さらこういうことを書くのはある意味気恥ずかしいというか、もうきっとどこかで誰かが言っていることばかりになってしまうんですが、やっぱり民主党の代表選の話です。最近民主党が話題になるのは不祥事と代表選の時だけという印象の民主党です。

 今回の候補は小沢一郎と菅直人。うーん、「昔の名前で出ています」ですよね。今さらカイワレ菅でもないと思いますが、小沢一郎だってとっくに「旬」が過ぎた感ありありで、これでは民主党にはもう人がいないんだなぁということしか世間には伝わってきません。

 しかも代表選と言っても華々しい政策論争があるわけではなく、「挙党一致」とか「求心力」とか「選挙の顔」とか、そういう政治家としての本音部分でのやり取りに終始しているのも、やっぱりなんだかなぁ感がいっぱいです。せめて建前だけでも政策論争をきちんとやって、自民党とは違う政党であることを示そうよ、と思ってしまうんですけどね。

 そもそも民主党は「反自民」で集まっているだけの右から左までの寄り合い所帯ですから、本気で政策論争をしたら割れるしかありません。例えれば中曽根康弘と土井たか子が同じ党内にいるようなものです。そりゃ政策で一致するのは無理。だから自民に勝てる「求心力」がある「選挙の顔」を「挙党一致」で押し立てることだけが常に党の目標にならざるを得ないわけです。

 しかし、そこのところがあまりにも透けて見えすぎるために、国民から見れば本当にそれで政権担当能力があるのかと疑わしく思えてきます。「反自民」だけではかつての「何でも反対社会党」よりも情けない。社会党には一応自民党とははっきり違う政策がありました。民主党もはっきりと自民党に対抗するわかりやすい政策的な方針を打ち出さない限り、今のままでは単なる「下手な」自民党もどきにしか見えません。このままではいつまでたっても自民党に代わる対抗軸にはなりえないことでしょう。

 なんてことを、ホント今さら言っても仕方ないんですけどね。ここでそれこそ「下手な」政治評論もどきのことを書いてもつまらないし、結局民主党の党首が誰になろうとも、「ポスト小泉」には何の影響もないだろうと思います。小沢か菅か、よりも、安倍か福田か、の方がずっとこれからの日本のことを考えると大事です。

 小泉にぶっこわされたのは自民党ではなく民主党でした、という話もあるなか、とうとう小泉にエールまで送られるくらい落ちぶれた民主党。うーん、小泉が本当に9月で退陣するのなら、いっそその小泉を電撃トレードして外から「自民党ぶっこわそう」なんて口説いてみてはいかがでしょうか?それくらいやらないと下げ止まらないような気がしますけどね。


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