幹事クリタのコーカイ日誌2006

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1月27日 ● 先輩を送った日。

 昨晩は会社の先輩であり上司でもあったY浅さんの定年送別会でした。全体で50人を超える人が集まった中で、僕は痛い足をひきずりながら司会進行役として会を進めたわけですが、主役の人徳か本当に温かくて良い会になりました。僕が司会をした送別会でも5本の指に入る出来だと思います。

 Y浅さんには新入社員の頃から23年間、いろいろとお世話になったし教えていただいたことも多く、また最後まで一緒に仕事をしたと言うこともあり、僕自身感慨深いものがありました。その上、参加者がそれぞれにY浅さんとの思い出を語るのを聞いていると、つい司会と言う役目を忘れて自分もあれやこれやと話しだしたくなりました。

 司会と言うのはこういう時に自分だけで突っ走るわけにもいかないので損なところもありますが、それでもやはりお世話になった先輩を送る会の司会をできるのは幸せだと思います。少なくとも50人の中に埋没するのではなく、あのY浅さんの送別会を誰が仕切ったかという記憶に残るわけですから、恩返しとしては悪くありません。今年12月にはもう一人、同じくらいお世話になった先輩の定年がありますから、きっとその送別会も僕が司会をして進行することになるだろうと思いますが、昨晩以上に盛り上がることでしょう。

 こうして毎回先輩たちを送っていると、気がつけば自分も随分順番が前の方に来ていることに気づきます。で、ひとつ今から心配なのは、仲の良い同世代の同僚がみな僕より年上なことです。だいたい昭和31年〜36年生まれで固まっているのですが、僕は一番下の昭和36年生まれ。浪人も留年もせずストレートで会社に入っている上に早生まれなので、定年を迎えるのが一番最後なのです。僕のすぐ下の後輩は、みんなすでに他の部署や営業所に異動になっていていなくなってしまいました。

 当然、同世代の人たちを僕が送ることになりますが、僕が定年になる時には誰も残っていません。これはきっと寂しいだろうなぁと今から心配になります。まだまだ定年は随分先のことですし、しかも今の社会情勢からすると定年延長も十分にあり得ますから、実際にそれがいつになるのかわかりませんが、それでも年齢の順番だけは変わりません。

 昨晩のような温かく送り出せる送別会を今後も僕が演出することはできても、自分自身の時はあまり期待しない方がいいのかも知れないな、と少し寂しくなりました。


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