幹事クリタのコーカイ日誌2005

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9月25日 ● まだまだテニスの奥は深い。

 昨日は他のサークルと交流戦をしました。僕とK藤ちゃんペアが対戦したのはまだ若い男性ペア。年齢はわかりませんが恐らく20代前半。テニスのスタイルがいかにも「今どき」で、オープンスタンスからひたすら強打してくるので若いって良いなぁ、って感じがしてしまいます。

 僕の世代のテニスは始めた時がウッドラケットの時代ですから、スクエアスタンスのゆったりしたタッチのテニス。バックハンドはシングルハンドでスライス中心です。ウッドラケットでは今のようにラケットを振り回せないので、当然そうなっていたのですが、ラケットの進化にプレースタイルが追いついていないので、なかなか若い子たちのような強打のテニスはできないし、日頃相手していないのであまり慣れてもいません。

 案の定、慣れない相手にガンガン打たれて最初は0-3とリードされてしまいました。向こうはノリノリで強打もことごとく決まっています。これはパワーにパワーで対抗してもダメだなと悟って、そこから作戦変更。なるべくゆっくりしたボールで相手のペースに合わせないようにして、後はボレーでブロックしていくようにしました。

 と言っても、すぐにそう対応できるほど上級者でもないので、しばらくは相手の強打に耐えなければなりません。2-5まで追い込まれたあたりから、ようやく相手のスピードに慣れてきて、自分たちのペースのボールを配球できるようになってきました。こうなると今度は相手がミスを始める番です。

 相手のサービスを緩いスライスで返球してブレイクできたのをきっかけに、次の僕のサービスゲーム。なるべく強打せずにこれまた緩いスライスサーブを打って調子を狂わせ楽にキープして4-5。完全にこのあたりで相手は焦り始めています。こうなればもうこちらのペース。6-5でリードしたところで相手のサービスをキープされてしまいタイブレにはなりましたが、このタイブレを一気に7-1で取って大逆転勝利。まさに「してやったり」というテニスでした。

 相手の若い男性ペアは「もうテニスやめる!」と叫んでいましたが、その気持ちもわかります。オジサンならではの作戦勝ちでしたから。相手に打たせるだけ打たせて、それをミスが出るまで捌くというテニスは手練れなオジサンテニスの典型で、いつの間にか自分たちがそんな真似事をするようになるとは驚きです。まだまだテニスの奥は深い。だから上達できるし楽しいのです。いや、今回は勉強になりました。


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