昨日は岐阜のテニスクラブ主催のチーム戦でした。参加チームは６チームと少なかったのですが、どこもコーチクラスの強豪揃い。我々ともう１チームだけが普通のテニス好きという感じだったので苦戦は免れないなと思いながら試合を始めました。

　しかも最初に当たったチームが今大会のド本命。男性も上手ですが、女性は輪をかけて強い人で、かつては岐阜県代表として全国大会にも出場しているベテランです。もちろん勝てるわけがないのですが、何とか１ゲームでも粘って長く試合をしてもらおうと謙虚な姿勢で臨みました。

　男子ダブルスは最初からリードされてあっと言う間に2-5と追い込まれてしまいました。しかしここから「とにかくもう１ゲーム」と粘っていたら、相手が気を抜いている間にするするとゲームが奪えるではありませんか。気がつけば4-5、そして5-5とタイに追いついてしまいました。相手ペアが焦っているのがよくわかります。「こんなはずはない」と気持が空回りしていて、落ち着いてプレーすれば何でもないようなボールを力んでミスを繰り返しています。

　結局、2-5からなんと５ゲームを連取して7-5で大逆転勝ちをしてしまいました。大金星です。しかも同時進行だった女子ダブルスも同様に0-4から追い上げて5-4、6-5とリード。マッチポイントも握りますが、そこは相手が上手で粘られてしまい、結局タイブレになって一段とギアを上げてしまった相手に押し切られて惜敗してしまいました。

　その後のミックスダブルスは向こうも油断せずにきっちりテニスをしてきたので、あっさり負けてしまいましたが、もう一歩で勝てるところまでいっただけでもすごいことです。結局そのチームが予想通りに優勝したのですが、結果的には一番彼らを苦しめたのが我々だということになったのは自信になりました。

　実力的には本来ならはるかに及ばないような格上と対戦しても、臆せずに普段の力を出して戦えたということが今回の大きな収穫でした。これは大会にたくさん参加して、経験値を積んできた成果だと思います。そして逆に格下相手でも気を抜くとやられることもあるというのがテニスです。勝負はゲタをはくまではわからない。やっぱり気合いだーっ！×１０！