先日友人と一緒にいる時にネットで調べものをしたくて「マンガ喫茶」へ行きました。まだマンガ喫茶ができ始めて間もない２０年くらい前にはちょくちょく利用していましたが、ここ数年はとんとご無沙汰。最近はデートで行くカップルも多いと聞いていたのですが、久しぶりに足を踏み入れたマンガ喫茶の雰囲気にはちょっと驚きました。

　僕の知っているマンガ喫茶というのは、普通のダサイ喫茶店の壁一面にマンガがびっしり並んでいて、あまり「いけてない」若者や営業をさぼっているサラリーマンが、暗い目をしてマンガを読んでいるという印象だったのですが、その店はわざと照明を落として薄暗くしてあり、全部個室になっているのです。個室の中にはゆったりとしたオットマン付きのソファとテレビ付きＰＣ。客は若いカップルが多数出入りしていました。

　残念ながらペアボックスは満室だったので、中がどうなっているか見ることはできなかったのですが、一人用個室でも間を仕切っている壁は開けられるので、隣同士の個室に入れば中で二人一緒というのは可能です。まあ本来が個室なので不自由というか、ひとつのＰＣを二人で見るにはちょっと無理がありましたけどね。

　ただ確かにあれだけちゃんと仕切られていれば、ラブホテルに行けないカップルが密着度を高めたくてマンガ喫茶に入り浸る気持もわかります。マンガ読まなくたってテレビもＰＣもあるから退屈しないで済みますからね。二人でゴロゴロしているには格好の場所です。

　もちろん、そんな「先進的」なマンガ喫茶ばかりではなく、未だに２０年前と同じスタイルで営業を続けている店も多いのでしょうが、今後はそういう古い店は淘汰されていって、どんどん新しい形態へと変わっていくのでしょう。

　それにしてもマンガ喫茶に限らず若者が出入りするような遊び場からは最近随分と足が遠のきました。カラオケボックスもゲームセンターもディスコ（今はクラブですかね）も、昔はあんなに通ったのに、今ではさっぱり。ごくたまに入っても、新しいスタイルに馴染めずドキドキして心臓に良くないです。

　かと言って、昔からオヤジが好きなゴルフ場とか競馬場とかパチンコ屋とかホステスがいるクラブとか、ましてや風俗関係とか、そういう遊び場にも行っていないので、一体自分でもどこで遊んでいるんだろうと不思議です。

　あれ、「不思議じゃない、テニスコートだけだろ」と多くの方から突っ込まれた気がします。その通りです。さて、また連休後半もテニステニス。