昨晩の「笑っていいとも！2005春の祭典★スペシャル」は、恒例の新ドラマ番宣番組だったわけですが、一応各ドラマの主要キャストがずらりと勢揃いしていてそこそこ豪華な顔触れではありました。

　司会がタモリと中居のため、どうしてもキムタクと草なぎのＳＭＡＰ２人を中心に進行してしまい、瀬戸朝香とか和久井映見とか堤真一とか山本耕史とか、それなりの役者なんだからもっとちゃんとスポット当ててやったらどうだと思うくらい適当な扱い。まあ小雪みたいに「こういうの苦手」と顔に書いてあるような人はほっといてやればいいんだけど。

　それにしても草なぎクンばかりいじり過ぎでした。確かに金曜日のメンバーだしバラエティ慣れはしているし、それなりに面白いキャラクターではあるんだけど、結構一点集中ではしんどいところも垣間見えて「他にいないのか」と見ている方が思ってしまいました。

　「わたし女優です」という顔をして座っていればいい綺麗どころはともかく、問題はバラエティ番組として盛り上げていかなければならない芸人連中が揃っているはずの本家「いいとも」チームが全然精彩を欠いていたこと。ゲームもダメならボケも中途半端。そこそこ働いていた山口智充はまだしも、爆笑問題の二人は「仕事してないぞ」と突っ込みたくなるくらい。むしろ「曲がり角の彼女」チームの青木さやか（彼女もこの４月から木曜日のレギュラー）の方が前に出ていて、タモリが草なぎをいじれば中居は青木に絡むというワンパターンで乗り切ってしまいました。

　確かに番組の目的が新ドラマの宣伝にあるわけですから、あまり「いいとも」チームが前に出過ぎてしまってはダメなのかも知れないけれど、あれだけ目立たないと「笑っていいとも！」という番組自体がつまらないような気がしてしまいます。

　せめて「いいとも」チームに香取慎吾と久本雅美くらいブッキングできなかったんでしょかね。そうすれば本家としての存在感が全然違ったことでしょうに。もっとも慎吾まで出てきてしまうと、稲垣吾郎だけ除け者にしたみたいになるからジャニーズ事務所がストップかけたのかも知れませんが。