幹事クリタのコーカイ日誌2005

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2月20日 ● リストラ候補ドラマ。

 今クールは連続ドラマを見過ぎていて、どうにも夜が忙しくて困ります。現在見ているのは月曜日『不機嫌なジーン』、火曜日『救命病棟24時』、木曜日『優しい時間』、土曜日『ごくせん』『美しき日々』、日曜日『義経』のなんと6本。これはいくらなんでも多すぎると言うか、僕にはキャパシティオーバーです。これだけ見ているというのは「当たり」が多かったということなのですが、そろそろ整理していかないと時間が足りずにいろいろ差し障りがでてきています。で、リストラ候補を考えてみました。

 まず最有力は『美しき日々』。そろそろ終盤に入ってきて盛り上がってきたところですが、あまりにも突飛な演出についていけない場面も多くなってきました。このドラマは見逃してもレンタルビデオでいつでも借りてくれば見ることができるので、まあいいやという感じです。

 次に『義経』。大河ドラマの王道過ぎてちょっと退屈。ただこの時間は大抵家にいることが多いので、いれば見るかなというレベルです。それと、子どもの歴史の勉強にもなるし、なんて、少し教育的効果も考えています。

 残る民放の4本では、実は当初一番期待が高かった『救命病棟24時』がリストラ候補筆頭です。と言うのも、最初の数話は災害時の救命医療という緊迫感があって面白かったのですが、徐々に話が落ち着いてきてしまって、少し中だるみしてきてしまったからです。地震直後のパニック状態がピークを過ぎてしまったので、この先どう転んでも最初の頃より面白くはならない気がします。もちろん、そう感じるのは最初が良すぎたせいもあるんですけど。

 『ごくせん』は日本テレビ系のドラマとしては記録的なヒットになっていますが、子どもたちが喜んで見ているので付き合っているだけで、僕自身はそのワンパターンぶりにそろそろ飽きてきました。あまりにも毎回毎回一緒ですし、結局仲間由紀恵とジャニーズタレントを鑑賞するだけのドラマですから。

 残る2本は全く方向性は違いますが、どちらもなかなか秀逸で面白いです。『不機嫌なジーン』は内野聖陽の演技に尽きます。彼の役者としての素晴らしさは映画『(ハル)』の頃から知ってはいましたが、これほど今回役にはまるとは思いませんでした。他にも小林聡美とかもたいまさことか芸達者な脇役が揃っていますし、脚本も演出も上手いと思います。が、それらを全て超越して、このドラマは内野の独壇場となっています。

 『優しい時間』は予想通りしみじみとした味わいを醸し出してきています。このドラマ、脚本は倉本聰だと思っていたら『Dr.コトー診療所』の吉田紀子なんですよね。倉本聰は原案ということになっていて、その分だけ心配した独特の「臭み」が薄れています。吉田紀子も富良野塾出身で倉本門下ではありますが、女性だけに説教臭くならないのが良いところです。それに巧い役者を揃えすぎると「演技合戦」になってしまいますが、演出もそれをぎりぎり寸止めという気配ですし、毎回ゲストで良い役者がちょっと顔を出すのも楽しみです。

 

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