バレンタインデーのチョコレート。あちらこちらに配る義理チョコはともかく、本命チョコはやはり外国ブランドの高級チョコか、この連休を潰して頑張った手作りチョコということになるのでしょう。贈る方の満足はともかく、受け手としてはどちらが良いか微妙なところです。この場合、問題はうまいかまずいかではありません。どうせ男はそれほど熱心にチョコを食べるわけではありませんし（僕はチョコ好きですから食べますが）。

　これは要は金か手間かの二者択一です。彼女が金をかけたか手間をかけたか。そのどちらをより重要視するかは、受け取る男性の性格次第です。高級チョコを「こんなに高価なチョコを」と喜ぶ男性もいる一方で、「金出せばいいってもんじゃない」と思う人もいることでしょうし、逆に手作りチョコを「愛情がこもっている」と喜ぶ男性がいる一方で、「安くあげようとしたな」と思う男性もいることでしょう。僕の感覚では高級チョコ派と手作りチョコ派なら４：６で手作りチョコ派優勢かと思います、と言うか、僕の性格では手間をかけてもらう方が好きなだけですが。

　ただ、手作りチョコだって実は材料費やラッピング代を考えると、それほど安上がりなわけではありません。我が家でも妻と娘が今年は頑張ってチョコスフレを手作りしていましたが、容器とラッピング代だけで１人分４００円以上かかっているそうです。もっともそれでも高級チョコには遠く及ばないことには変わりありませんが、男が思うほど安く済むわけでもないのです。

　まあいずれにしてもチョコなんて貰えるうちが花ですけどね。僕のように年々減っていくと、しみじみそう思いますよ。