幹事クリタのコーカイ日誌2005

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1月12日 ● 『救命病棟24時』迫真のスタート。

 昨晩スタートしたドラマ『救命病棟24時』。第1回は主役2人の再会と周囲の状況を描きつつ、最後に首都圏大地震を起こして、震災時の医療はどうあるべきかというテーマを十分に提示してみせました。演出、脚本ともに完璧で、ドラマとしてはこれ以上ないスタートを切ったと言って良いと思います。

 ともすれば連続ドラマの第1回はプロローグとして説明が多くなり、話の展開が緩慢な流れになりがちなものですが、このドラマでは地震発生までのカウントダウンを上手に折り込み緊張感を持続させました。視聴者は描かれている日常が地震によってどう変化するのかを固唾を呑んで見守るカタチになり、単なる人物説明に終わっていないところが見事でした。

 さらにラストでの大地震の映像は映画顔負けの迫力で、テレビドラマでもここまでできるのかという驚きとリアルさがあり、ぐいぐいと惹きつけてくれました。フジテレビとしては『白い巨塔』以来の重厚な社会派ドラマとして成功しそうな予感がします。

 ただひとつ残念なのは放送時間。内容的に9時台のドラマではありません。次の枠が小学生の山村留学をテーマにした学校ドラマ『みんな昔は子供だった』ですから、ここをテレコにした方が時間帯とドラマの内容やターゲットが合致すると思います。

 もちろん、過去の経緯や思惑があって敢えて9時台になっているのはわかりますが、視聴者のことを最優先で考えて10時台に移行する英断があっても良かったと思います。ともあれ、来週以降が実に楽しみな第1回でした。


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