幹事クリタのコーカイ日誌2004 |
12月14日 ● ドラクエ8は失敗作か。 毎晩1〜2時間程度、こつこつとプレイを続けているドラクエ8。とりあえずどこかで立ち往生することもなく順調に進んでいるのですが、どうもここまで盛り上がりに欠けるというか、淡々とし過ぎているような気がします。 そもそも毎晩せいぜい2時間でやめられるということがダメ。今までならドラクエを始めてしまうと、やめたくてもやめられずに夜が白み始めるというのがお決まりのパターンだったのに、今回は「さあ、そろそろ寝ようかな」とあっさりやめることができるのです。当然寝不足度も過去のシリーズに比べると軽微なもの。 これまでのドラクエと違って今回一番欠けているのは未知の冒険へのときめき。わくわくするような期待感が薄く、まるで仕事のようにミッションをこなしているだけです。意外性が乏しく緊迫感も足りません。シナリオが失敗しているとしか思えません。 もちろん最後までプレイしたわけではないので、後半になるともしかしたら盛り上がってくるのかも知れませんが、恐らく中盤まで終わったと思われるここまでの展開を見てくると、それも期待は薄いと言わざるを得ません。いろいろと新しいシステムを取り入れて、何よりビジュアル的にリアルになったことは評価しても良いと思いますが、肝心のシナリオがこれでは何とも致命的。 もちろんこれほどの売り上げを誇るシリーズだけに、革新的な試みは難しいし、それでも新味を出していかなくてはいけないしで難しい仕事であることは確かです。またプレイする側が完全に慣れてしまったというのも制作者サイドとしては味付けが微妙になることでしょう。 しかしそれでも現時点ではシリーズで最低の評価しかできません。たださえゲームの子ども離れが囁かれ、しかもドラクエ世代の高齢化が言われている中、最新作がこれではシリーズも会社も先行き不安だと思います。 |
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