幹事クリタのコーカイ日誌2004

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9月30日 ● 秋の連ドラ予想。

 最近すっかりドラマを見なくなってしまいました。僕が見ないだけではなく世の中全体に見られていないようで、ドラマの視聴率も下降気味、大ヒットしたドラマは冬ソナだけで、話題作というのもありません。そんな状況で始まる秋ドラマ、果たして期待できそうな作品はあるのでしょうか?

 まず王道を行くのがフジの月9。『ラストクリスマス』というタイトルからしてバブル期のトレンディドラマを彷彿とさせます。中身も誠実なサラリーマンと元ヤンのOLのラブコメディ。脚本は坂元裕二。主演は織田裕二に矢田亜希子。それに玉木宏、森山未來、片瀬那奈、MEGUMI、りょう、伊原剛志、加賀まりこ、児玉清。しかも隠し味は『東京ラブストーリー』だって言うんですから、本当にバリバリど真ん中直球勝負です。

 問題はこのちょっと古風なテイストが受けるかどうか。実はこのドラマ、F1層(20〜34才女性)向けのように見せかけて、実はかつてこの手のトレンディドラマにはまったF2層(35〜49才女性)を狙っているという噂もあります。冬ソナが開拓したマーケットです。でもヨン様じゃない織田裕二に、いまどこまで力があるんでしょうね?

 年齢の高い層に向けてのホームドラマならTBS系日曜夜9時『夫婦』です。結婚25年の熟年夫婦のリアルな姿を描く、ということで、僕なんかある意味一番見たくないドラマです。主演は田村正和、黒木瞳。黄金ペアです。さらに脇に加藤あい、塚本高史、西田尚美、羽田美智子と手堅いところを並べてみました。脚本は遊川和彦。そこそこ面白いかも知れませんが、僕は興味が沸きません。

 ちょっと穴狙いですが、面白そうな予感がするのがフジ系火曜9時『めだか』。元OLの高校教師(しかも定時制)の成長物語ということで、なかなか人間模様が描けそうな設定です。主演はミムラ。共演に原田泰造、瑛太、浅野ゆう子、小日向文世、泉谷しげる、市毛良枝、山本太郎、須藤理彩、木内晶子。なかなか地味ながらフジのドラマらしいキャスティングです。

 それに続く枠の『マザー&ラヴァー』はかなり際どいボールです。なにせ主演の坂口憲二はマザコン男。母親と恋人の間で揺れ動くというのですから、この危うさをどううまく捌くかは岡田恵和脚本の腕の見せ所でしょう。共演は篠原涼子、松坂慶子、金子貴俊、水川あさみ、矢沢心、螢原徹。主演以外のキャストが弱いかな?

 続編モノも相変わらず多く『ナースマンがゆく』『こちら本池上署』『3年B組金八先生』など。中ではTBS系木曜10時『ホットマン2』でしょうか。反町隆史、伊東美咲など前作のキャストは基本的に同じ。ただ注目は山内菜々の同級生として美山加恋が加わったこと。“七海”vs“凛”のスーパー子役夢の競演です。見どころと言ってもそれくらいですけど。

 さらにこの裏ではフジ系木曜夜10時『大奥 第一章』。春日局に松下由樹、これに対抗するのが高島礼子に瀬戸朝香。いずれ劣らぬ強面女優です。さらに星野真理、京野ことみ、木村多江、野波麻帆、西島秀俊、藤田まこと、梶芽衣子と多士済々。主題歌にサザンをもってきていますし、時代劇復活なるか、注目の番組です。

 『白い巨塔』『人間の証明』方向の作品としてはテレ朝系木曜夜9時『松本清張 黒革の手帖』があります。テレ朝ドラマとしては異例に力の入ったキャストで、米倉涼子、釈由美子、仲村トオル、室井滋、渡辺いっけい、紫吹淳、吉岡美穂、山本陽子、柳葉敏郎、津川雅彦、小林稔侍と重厚な布陣です。ただ内容が夜の銀座で成り上がる女のドラマということですから、ちょっと今どきどうなのよ、という気はしなくもありません。

 僕が見ようかなと思っているのは『ラストクリスマス』『めだか』『大奥 第一章』あたりでしょうか。もっともここのところ本当にドラマが面白くないので、最後まで見届けられるかどうかは自信がありませんけどね。


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