幹事クリタのコーカイ日誌2004

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8月21日 ● 驚きのメダルラッシュ。

 もう毎日アテネ五輪には驚きっぱなしです。これほど日本勢が強いオリンピックは初めて見ました。過去金メダル最高獲得記録はご存知のように1964年の東京五輪の16個ですが、これはもちろん地元開催の利があったから。今回は大会半ばですでに12個。まだメダル量産を期待できるレスリングを残していますから、東京を上回りそうな勢いです。

 まず火付け役は柔道、特に谷亮子でした。その後の女子柔道の強さは圧倒的で、これまで複数金メダルすらなかったのに、今回は7階級中5階級で金メダルという快挙を達成しました。特にこれまでどうしても勝てなかった最重量級で塚田真希が勝ったのは大したものです。男子も井上康生が敗れる波乱はあったものの3個の金メダルで、柔道だけで合わせて8個は完全に予想を上回っています。

 さらに男子体操団体での逆転金メダルに続いて、競泳陣の絶好調ぶりも素晴らしいものがあります。北島の2冠も凄かったですが、女子800m自由形の柴田亜衣の優勝は本当にビックリしました。女子の自由形は過去6位が最高。今大会400m自由形で柴田自身が5位に入って記録更新したので、800mではさらにうまくいけばメダルも狙えるかとは思っていましたが、まさか金メダルまでは考えられませんでした。

 最後の50mでトップに立ち、その後一気にスパートをかけて泳ぎ切った時の興奮は、1988年ソウル五輪の岩崎恭子を彷彿とさせました。「まさか」という思いと「いけるぞ」という思いが交錯し、本当にトップでフィニッシュした時は感嘆の声とため息。北島の時は「期待通り」の金メダルでしたが、柴田は「想定外」の金メダルですから、やはり衝撃度も違います。

 さて、こうなると期待はいよいよ登場したハンマー投げの室伏を始めとする陸上陣です。柔道、水泳で作ったこの流れをぜひ陸上も受け継いで、メダルラッシュを期待したいところです。室伏の金、末続や為末、野口らにもメダル獲得の可能性があります。

 それと個人的には杉山愛・浅越しのぶ組のテニス女子ダブルスにも大いに期待しています。準決勝に進出していますが、彼女たちの実力からすればここまでは「期待通り」です。狙うはもちろん金メダル。いまひとつマスコミの扱いが小さいテニスですが、ここはぜひ金メダルを獲得してテニス全体の注目度を上げて欲しいと思っています。


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