幹事クリタのコーカイ日誌2004

[ 前日翌日最新今月 ]


 
8月13日 ● 不完全な巨人応援放送。

 ナゴヤドームでの中日vs巨人3連戦。ここで巨人3連勝なら一気に首位に並ぶところでしたし、逆に中日の3連勝なら巨人の自力優勝がなくなるということで、かなり気合いの入った3連戦だったのですが、結果は中日の2勝1敗。ドラファンとしては「まあまあ」といったところです。

 なにより良かったのは試合内容。「巨砲主義」の巨人打線を中日バッテリーが封じ込んで、大味にならない締まった試合展開になりました。小技や機動力、守備力など、一発長打以外では中日の方がはるかにレベルの高い野球をやっていることが如実に現れていて、これならシーズン終盤まで安定して戦っていけそうだというのを見る側に感じさせました。

 そして、他球団の4番ばかりを並べている巨人打線に対するアンチテーゼを川相のバントが証明していたのも愉快でした。中日ファンとしては願わくば昨晩の3戦目も逆転勝ちしていたら最高だったのですが、あまり突き放してしまってもペナントレースが面白くないので「これくらいにしてやろう」というところでしょう。

 ところでこの3連戦、中継していたのは名古屋の東海テレビ。地元であり中日新聞の系列局なのですから、当然の如くドラゴンズ一辺倒の応援放送を期待して見ていたら、逆になんと巨人応援放送をやらかしていたのにはビックリしました。思わず日テレかと新聞のテレビ欄を確認したほど、常に巨人サイドからの放送でした。アナウンサーも東海テレビのアナ、解説も谷沢とか田尾とか中日OBを起用しながらです。

 恐らくはいつものローカル枠ではなく、全国中継ですからキー局のフジテレビから「巨人寄りで放送しろ」という指令があったのでしょう。いつも東海テレビの中日戦中継を見慣れている名古屋のファンには実に不自然な巨人応援放送になってしまっていました。

 「なんだ、この偏向した放送は!」と怒った僕は思わず抗議の電話を東海テレビにしようかと思ったほどだったのですが、実は良く聞いていると、そこは東海テレビ。ついつい中日の攻撃が盛り上がってくるといつもの癖で中日寄りになってくるのです。中日の選手がファインプレーをしたりタイムリーを放ったりすると、アナウンサーは興奮するし解説者も盛り上がるのです。で、一瞬間を置いて、また元の巨人応援放送に戻るところが笑えました。

 所詮は付け焼き刃。日テレとは違うのですから、最初から素直に中日応援放送していればいいのに。今の御時世に巨人を応援する方がどう考えたってカッコ悪いと思いますが。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。