幹事クリタのコーカイ日誌2004

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5月2日 ● 冬ソナ初体験。

 話題の韓国ドラマ『冬のソナタ』。ここまで人気になってしまうと「今さら」と思うのですが、やはり一度は見ておかないとと考え直して昨晩見てしまいました。いきなり第5話「罠」です。

 高校時代の初恋の人が死んでしまい、それにそっくりな男に出会う、という設定は知っていたので、すんなりドラマに入ることはできました。と言うか、それくらい単純なラブストーリーなのでしょう。最近の複雑に人間模様が入り組む日本の連ドラに比べればわかりやすいのは当たり前です。

 噂では20年前の日本のドラマのようだ、ということでしたが、もしかしたらもっと古いんじゃないかと思います。「罠」というタイトルだけで、この1時間がどういう風に展開するかが読めてしまうくらいですから。

 ただ、このドラマの魅力はストーリーの先が読めるとか読めないということにあるわけではないのでしょう。あくまでもその雰囲気、トーン&マナーの部分にこそドラマの魅力はあります。韓国に残る純愛の気風、真っ直ぐで一生懸命で正面から恋愛に向き合う素直さ、そして登場人物たちの品の良さこそが、日本のドロドロしたドラマを見慣れた人たちに新鮮に映ったのではないでしょうか。

 そしてなにより「ヨン様」ことペ・ヨンジュンの魅力。顔立ちは現代的でありながらノーブル。あくまでもクール、しかし優しい。仕事ができて賢くて気がきいて、全く非の打ち所がないキャラクターです。日本のドラマならこういうキャラは敵役にされがちです。もっと人間臭いやんちゃさと弱さを持ったキャラが主役になるのですが、韓国ドラマはあくまでも直球一本槍ですから、「ヨン様」の魅力がより引き立つのでしょう。

 本当はこんな分析を今さらしたところで仕方ありません。きっといろんなところで分析され評論されているに違いありませんから。それよりも冬ソナを契機に起きたこの韓国ドラマブームで、韓国とその文化に興味を持つ人がたくさん現れて、日韓の交流がさらに進むことの方が大事です。

 サッカーで一歩近づいた両国の距離が、ドラマでさらに進む。こうしてかつての両国の傷跡が少しずつ若い世代によって埋められていくことこそ、冬ソナの一番の功績となると思います。


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