幹事クリタのコーカイ日誌2004

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4月28日 ● ゆるゆると生きる。

 会社の先輩であるアートディレクターのTさんが、朝出社していきなり気分が悪くなり病院に運ばれてしまいました。詳しいことはわかりませんが、どうやら循環器系の異常らしく、手術することになるらしいとのこと。心配です。

 Tさんは巨漢です。肥満の度合いも相当なものです。長年チェーンスモーカーだったのですが、最近目覚めて禁煙していました。しかし、血管がやられていたということは、タバコをやめるのが少し遅かったのかも知れません。タバコは相当血管に悪いそうですから。

 こうしていきなり同僚が病気で倒れると、どうしても我が身を振り返ってしまいます。僕の場合、酒は少ししか飲まないし、タバコは一切やらないどころかかなりの嫌煙家、運動はご存知のようにテニスバカ。それなのにもう10年以上「肝機能異常」を検査のたびに指摘されています。「脂肪肝の疑いあり 要精密検査」なんて診断はもはや僕にとって何の脅しにもなりません。

 もっとも血圧は高くないし、糖尿病の気配もないので、本人としては「まだまだ」と余裕ぶっこいていますが、Tさんだってきっと「まだまだ」と思っていたはず。なにより自分の健康に自信を持っている人ほど危ういという説もあります。

 それと怖いのはストレスだそうで、自分ではストレスなんかないと思っていても、実はストレスをためこんでいることもあるらしいのです。僕の場合は典型的なA型気質だけに、実はストレスがたまりやすいのかも知れません。逆に「ああ、ストレスがぁ!」なんて言っている人間に限って実は全く平気で図太いということも考えられます。

 そんな時に音楽雑誌で奥田民生のインタビューを読みました。別に彼のファンではないですが、彼の「ゆる〜い」感じの生き方は以前から共感を覚えています。好きなことを好きなようにやって無理をせず、それでいて結果をきちんと出す、ストレスのたまらない素敵な生き方です。僕もこれまで意識するとかしないとかに関わらず似たような生き方を試みてきました。

 そういうわけで、僕もこれからはますますストレスを少なくするように「ゆるゆる」とゆる〜い感じで生きていこうと思います。勤続20周年の時に社内報に「これからはスローライフでいきます」とやる気のない宣言をした手前もありますし(いま思えば社長も見る社内報によくあんな情けない宣言を書いたものだ)、そもそも「頑張る」とか「必死」とか言う態度を見せるのが子どもの頃から嫌いというか苦手なタイプなのです。「ゆるゆる」以外にはできないのかも。

 もちろん、やることはきちんとやっているつもりですが、その割には会社で「やる気なさそう」「いつも遊んでいるみたい」と言われる僕ですから、これ以上ゆるくなってどうするんだ、なんて上司は思うかも知れませんけどね。でもまあ健康第一ですから。自分のカラダは自分で守らないとね。


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