幹事クリタのコーカイ日誌2004

[ 前日翌日最新今月 ]


 
4月13日 ● 痴漢行為に相応の制裁。

 春になると怪しげな人物がウロウロするのは昔から同じですが、それにしても早大教授の植草一秀はお粗末でした。なんと品川駅のエスカレーターで女子高生のスカートの中を手鏡を使って覗いたなんて、これ以上ないくらい恥ずかしい犯罪です。

 そもそも女子高生のスカートなんて、ほっといても見えてしまうくらい短いのに、なにもわざわざ手鏡なんて物的証拠を使わなくても、と思ってしまいます。大体小娘のパンツが見えたからと言ってなんなんだ、と僕など思いますが、まあそれはそれとして、植草が棒に振ったものの大きさを考えると、つくづく「アホだ」としか言いようがありません。

 名声も地位も収入も将来も台無しにして、得たものが手鏡越しに見えた女子高生のパンツ。しかも、なまじ有名人だっただけに、格好のネタにされてあちらこちらで書きたてられ、テレビで顔まで晒していただけに、恥ずかしくてこれから街も歩けやしません。家族友人からも見放されたりしてしまうのでしょうか。

 逆に考えると、植草の場合は犯した行為に比べて制裁が釣り合っていないとも言えます。確かに覗き行為は誉められたものではありませんし、そんなことをしている連中は捕まえて何らかの罰を加えるべきだとは思いますが、かと言って一生をそれで棒に振るほどの大犯罪かとも思ってしまいます。

 計画殺人を犯した者ですら、死刑にさえならなければ、そのうち知らない顔をして社会に戻ってくることがあるのです。ましてや汚職政治家や企業犯罪を犯した財界人などもっと巨悪がのうのうと生きていることは良くご存知でしょう。たかだか女子高生のパンツを見ただけの植草が受ける社会的制裁の大きさと比べて、その不釣り合いさは際立っています。

 覗きはいけません。ただ、それとマスコミが面白がって書きたてて、植草を社会的に葬り去ってしまうこととは別問題だと思います。田代まさしのような二流タレントですら、復帰は難しいのです。学者文化人である植草の払った代償の大きさは測りしれません。

 もちろん、そういう立場にある人間がそんなバカなことをするなよ、と言ってしまえばそれまでなんですけど、今回は本人も認めているようですが、痴漢には冤罪も時々あるのです。しかし、冤罪だったとしても、一度マスコミで大きく報道されてしまったらもうどうしようもありません。それを考えると、報道はもう少し慎重でもいいのかな、と思います。いや、痴漢を擁護して女性読者を敵に回そうと思っているわけでは決してないのですが。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。