イチローがまたやりました。マリナーズと４年で総額4400万ドルで契約。１年で割ると、なんと年収12億円！もうびっくりです。そんなに貰ってどうするの、って庶民は思ってしまいます。使い道がわからないよ、って。

　年収12億円というのは、なかなか想像しづらいのですが、単純に考えれば我々とケタが２桁は違うということがわかります。いや、３桁だ、という人も多いでしょうが、とは言え年収120万円ではパートの主婦と大差ないので、一応年収1200万円、一流企業の部課長クラスという設定で考えてみます。

　我々が夜食事に行って、3000円のディナーを食べたとします。２桁違うイチローなら30万円のディナーです。ひとり30万円の食事。超高級店に行けばあるかも。なるほど、超高給取りは違います。

　我々が3万円の腕時計を買うのと、イチローが300万円の腕時計を買うのは同じ。なるほど、世の中にどうしてあんなプライスタグをつけている時計があるのかと思っていましたが、年収10億を超える人なら、2〜3万円の時計を買う感覚で購入できちゃうわけです。納得です。

　クルマなら、我々が300万円のクルマを買うなら、イチローは3億円のクルマです。ないです、そんなクルマ。バブル期のフェラーリじゃないんだから。せいぜい3000万円です。と言うことは、クルマは安い買い物なんだなぁ。我々が30万円の中古のカローラを買う感覚で、イチローは3000万円の超高級車を買えるんだ。なんて羨ましい話でしょう。

　我々が3000万円でマンションを買いました。イチローは30億円の豪邸を買うわけです。アメリカで30億円払ったら、とてつもない大邸宅になることでしょう。土地の高い日本でも、さすがに30億円払えば都内一等地ですごい家になります。

　収入100倍の世界。大成功者です。イチローのお陰で野球少年も夢を見ることができます。アメリカンドリームですけどね。