幹事クリタのコーカイ日誌2003

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12月15日 ● フルートの発表会。

 小4の娘はこの春、ピアノからフルートに転向しました。ピアノは4年ほど習っていましたが、それほど熱心でもなく上達しなかったのと、狭いわが家に大きなピアノを置くスペースがないので、そろそろ限界を感じていたからです。

 その点、フルートなら置き場に困りません。なによりピアノを買うよりも安い。娘がフルートに憧れてピアノをやめてフルートに変わりたいと言ってきた時に、あっさり「いいんじゃない」と了承したのは、やりたいことをやればいい、という娘の意向を尊重したというだけではなく、そういう親の裏事情もあったわけです。

 ところが誤算がありました。まずフルートが高い。あんな小さな楽器だから数万円のものだろうと思っていたら、フルートの先生から「最低でも128,000円、できたらそれ以上」のものを買えと言われてしまいました。フルートはバイオリンのようにカラダが大きくなるのに合わせて買い替えていくものじゃないから、最初からそれなりに良いモノを、と言われると納得せざるを得ません。

 その上、意外と娘が熱心ではない。これはちょっと予測できました。なにせ彼女はミーハーですぐに飛びつく割には飽きっぽく、努力することが嫌いなタイプなので、いくら自分がやりたいと言い出したことであっても、そう熱心に練習するとは思っていませんでした。思ってはいなかったけど、それにしても譜面台まで買わせた割には、本当に練習しません。

 ところが練習しない割には派手なことが好きな娘は、「発表会に出る」と言い出したのです。練習していない癖に、よく人前でフルートを吹く気になるなと思って、やめておけと忠告したのですが、娘は「出る」の一点張り。娘が舞台の上で間違えておたおたする様子を見るのは忍びないし、それに発表会に出るのもタダではありません。親としてはまたまた裏の事情もあって説得をしたのですが、結局娘は発表会に出ることになりました。

 で、昨日行われた発表会。大半はピアノですから、フルートの娘はそれだけで結構目立ちました。家で練習しているのを聞いていると「本当に下手だな」と思っていましたが、さすがに音響の良いホールで、ピアノの伴奏付きで吹くと、それなりに聞こえるところがマジックです。

 他にも中学生の子が2人、フルートを吹きましたが、彼らにしても音が出なかったりするところをみると、フルートは素人が端で思うよりも意外と難しい楽器のようです。少なくとも「ド」の鍵盤を叩けば「ド」の音が誰でも出せるピアノと違って、いくら指が「ド」のカタチをしていても、フルートはそれだけでは音は出ません。美しい音色を出すまでが大変なようです。

 なんとかかんとか発表会を終えた娘。先生からも「堂々と頑張ったね」と舞台度胸を誉められていました。無事に終わって良かった良かった、と胸をなで下ろす僕でした。


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