心配された週末の天気は「晴れサークルパワー」で見事に粉砕しました。土曜午後から日曜午前中にかけて無情の雨が降る予報でしたが、土曜日午後はパラパラ降る程度の小雨で、何とか頑張ってテニスしましたし、日曜日は朝から快晴。暖かでとてもテニス日和になりました。

　さらに日曜日は東海道の藤枝・岡部・丸子の宿を回って、江戸情緒を満喫してきました。泊まったのは藤枝だったのですが、昼食は丸子のとろろ汁の老舗「丁字屋」へ。ここは築350年という古い茅葺屋根の民家を移築しており、すっかり江戸時代の峠の茶屋気分。とろろ汁もとても美味しくて、ちょっと高かったことを除けば、本当に満足いく昼食でした。

　さらに、岡部の「大旅篭柏屋歴史資料館」へ。ここは岡部宿の中心に近く、かつての本陣の側にあり、参勤交代の武士階級が泊まった旅篭だそうです。ここで草鞋を脱いだ弥次喜多のジオラマがある中を見学して、江戸の旅人に思いを馳せることができました。

　土曜日に藤枝に向かう途中では島田の大井川にかかる木造の「蓬莱橋」も見てきましたし、東海道の松並木もそこかしこで見かけました。藤枝で合宿をやると決めた時には、観光ポイントが思いつかずどうしようかと悩みましたが、やはり何も見るところがない土地などないのです。すっかり東海道ファンになった気分の二日間でした。