幹事クリタのコーカイ日誌2003

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10月20日 ● 進歩するほどまだまだと思う。

 秋はテニスのベストシーズンです。夏の暑さ、冬の寒さはもちろん、春の風も花粉症も関係ないのですから、この季節にテニスをやらないでいつやるのか、というくらいです。

 で、テニスの大会も夏の花火大会並に各地で開催されているので、僕も毎年この時期には積極的に大会に参加しています。先週月曜日に続き、昨日も男子ダブルスの大会に参加しました。会社の後輩とペアを組んでの2週連続参加なのですが、やはり試合を重ねるごとに息が合ってくるので結果もついてきます。

 先週はなんだか納得のいかない負けを繰り返していたのに、昨日はかなり良い感じで試合ができて、優勝したペアに準決勝で負けたものの、それなりに手ごたえは感じました。もう少しペアで練習して再挑戦したら、もしかしたら勝てるかも、というくらいの感触です。

 ただこうして少しずつ自分のテニスが良くなっていることを感じると、同時に自分に足りない部分も見えてきます。昨日負けた相手も、1年前なら「ちょっとかなわない」という感じだったでしょうし、3年前なら「レベルが違うよ」と諦めていたと思います。それが「もう少し」と思えるようになったのは進歩なのですが、当然そうなるとその「少し」は何なのかを考えなくてはなりません。

 例えばリターンのバックハンドで逆クロスをきちんと打てるようにするとか、セカンドサービスでもう少し回転をかけるとか、いろいろ自分なりの課題が増えていきます。昔なら「勝てないよ」と白旗を挙げてしまえば楽だったのに、「勝てるかも」と思うと逆に練習しなければならないことが多くなるのです。

 それとともに、昔もっと上手な人にアドバイスされたことが当時はわからなかったのに、レベルアップしたことで理解できるようになることも多いのです。特に戦略・戦術的なことは、ある程度技術が追いついてこないと納得できないものです。

 結局テニスというのはいきなり「飛び級」で上達することはなく、あくまでも段階的にしかレベルアップしないということなんでしょう。逆に言えば、誰でもきちんと意識して練習すれば一歩ずつ着実に上達していくのがテニスです。だからこそ、年を取ってからテニスを始めると、はまる人が多いのだと思います。人生、努力に見合った結果をきちんと得られることの方が少ないですからね。


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