幹事クリタのコーカイ日誌2003

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9月9日 ● TBSはスポーツをなめているのか。

 エナンとロディックが優勝し、サンプラスとチャンが引退したことで、世代交代をはっきり意識させた今年の全米オープンテニス。いよいよニュージェネレーションが男女とも完全に主役の座につきました。

 TBSが放送した「2003全米オープン総集編」は、松岡修造と伊達公子という日本テニス界の二大スターを揃えて万全の放送体制。なにせ地上波ではほとんど最近ではテニス中継は見られないし、そうでなくても全米オープンは日本時間の深夜から早朝にかけて行われているので、テニスファンにしてみればこの夜の総集編はかなり楽しみな番組でした。

 テニスファンの期待は、とにかくたっぷりと注目の選手の試合を見たい、それだけです。ところがTBSは世界陸上に続き、またまたスポーツ中継を妙なバラエティ化してしまいました。

 美少女プレーヤーベスト5なんていかがなものか、という企画でしたが、許せないこともありません。ニューヨークで頑張るテニスキッズの話は、ほとんどどうでも良いネタでしたが、まだテニス関連の話題だから目をつぶりましょう。

 しかし伊達公子が松井秀喜を直撃インタビューというのは、正真正銘のいかがなものか、です。野球にさして興味がないと言っている伊達が、テニスなんて全然興味なさそうな松井をヤンキースタジアムに訪ねていき、どうでも良いような質問をいくつかする。そんな場面がどうしてテニス番組に必要なのでしょう?

 その時間を少しでもトッププレーヤーのプレーそのものに割いて欲しかったと思います。キッズの話題よりもサンプラスの栄光の足跡でも辿ってくれる方がどれだけテニスファンは喜ぶことでしょうか。

 テニスファンをなめているのか、と思わず怒りたくなるようなTBSのスポーツ番組。なにかこの局は最近スポーツを勘違いしているとしか思えません。


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