幹事クリタのコーカイ日誌2003

[ 前日翌日最新今月 ]


 
8月25日 ● 夏休みの宿題。

 先週休暇を取ったので、これで今年の僕の夏休みは終わりました。子どもの頃でもそうでしたが、夏休みが終わった後の何とも言えない寂寥感は、この年齢になっても相変わらずです。過ぎていってしまった日々が何と輝きに満ちていたことか、これは実際はそうでもなかったりするんですが、終わってみると急に過去の日々が素晴らしく思えて惜しくなるものなのです。ある意味、別れた恋人と一緒です。

 ただ子どもの頃より少しだけマシなのは、最後に宿題をやらなくてもいいことです。もちろん、会社に戻れば溜まった仕事が待っているということはありますが、それでも休んでいる間に僕を置いて進んでいってしまった仕事もあるし、そうそう出社直後から地獄の日々になることはありません。大抵の場合は休みを取る前の方が大変なものですから。

 その点、子どもは可哀想なものです。いま我が家の豚児たちも宿題を片付けなければならず、鬱々とした日々を送っています。見ていて実に手際が悪く、ついつい手も口も出してしまいたくなるのは、昔も今も変わらないでしょう。

 僕は子どもの頃から手先が不器用で工作が苦手でした。そこでついつい父親が手を出して夏休みの工作を作ってくれるのですが、大抵出来過ぎの作品が仕上がり、一目で親がやったとばれてしまいます。

 いま鈍くさい息子のレポートを端で見ているのですが、余りの出来の悪さにイライラします。なるべく手を加えないようにとは思うのですが、一から十まで直したくなるほどひどいので困ります。 読書感想文はついつい全部書き直させてしまったので、息子の実力をはるかに超えたものに仕上がってしまいました。他のレポートも直すのは簡単なのですが、そうすると昔の僕の工作と一緒で、親の作品とばれてしまうだろうなと思います。どこの家庭でも似たような光景が繰り広げられているであろう夏休みの終わりです。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。