幹事クリタのコーカイ日誌2003

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8月3日 ● 結局7位かグランパス。

 Jリーグの最終節が終わり、混戦を制したのは横浜Fマリノスでした。岡田監督は就任早々のJリーグ制覇。見事なものです。また優勝争いに最後まで絡んで頑張った市原の健闘も称えてよいと思います。

 それに比べて途中までは曲がりなりにも無敗で4位につけていた名古屋グランパスエイトは最後に失速して連敗、7位にとどまりました。最終節を残してベルデニック監督の解任と後任のネルシーニョのことが報道されるなど、相変わらずゴタゴタしている印象は否めません。

 つくづくグランパスのフロントというのはアマチュアだと思います。10年間にわたって潤沢な資金をトヨタから提供されながら、無駄に金を遣い続けてきて未だにJリーグで優勝した経験がありません。

 チーム作りと言えば豊富な資金にものを言わせて有名な外国人監督と外国人選手を引っ張ってくることの一点張り。要はベンゲルとストイコビッチをずっと探し続けているだけです。日本人選手はちっとも育たず、唯一のフル代表である楢崎は、金にものを言わせて今はなき横浜フリューゲルスからかっさらってきた選手です。自前で育てた代表選手の望月や大岩、平野、小倉らは追い出してしまい、一体どういう定見をもってチーム作りをしているのかさっぱりわかりません。

 磐田にしろ鹿島にしろ横浜にしろ、強いチームは中心に日本代表がズラリと揃っています。決して外国人選手に頼り切らないチーム作りを目指しているからこそ安定した力が発揮できるのでしょう。それに比べてグランパスの場合は経済力を無駄に振り回しているだけで、いつも何かゴタゴタがあるチームという印象が定着してしまいました。

 プロ野球で言えば、金にモノを言わせる巨人の手法と、いつも内紛を繰り返す阪神の伝統を併せ持ったチームみたいなもので、しかも巨人のように強くなるわけでもなく、阪神のようにファンに愛されているわけでもありません。まさに最低のチーム運営です。

 かくなる上は代表監督最有力とも言われたことがあるネルシーニョに星野監督、いやカルロス・ゴーン並みの辣腕を振るってもらうしか手はないのかも知れません。セカンドステージは大変身したグランパスに会いたいものです。すぐには無理でしょうけどね。


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