中２の息子は卓球部です。本当は野球部に行きたかったのですが、息子の中学には野球部がなく仕方なく選んだ卓球部でした。ただ、やっているうちに楽しくなってきたようで、同学年の男子が次々と辞めていき、今や２年生の男子部員は3人になってしまったそうですが、まだ粘り強く続けています。

　よく続いているな、と端から見ていて感心してしまうのは、息子はずっと下手だったからで、男子部員はおろか女子部員にもコロコロ負けているようです。しかも２年生男子は下手な連中から順番に辞めていき、残り3人しかいないのに、３年生男子部員は未だに15人くらいいるらしいのです。これはイヤだろうと思います。今は１年生が入ってきたので、少し楽になったかも知れませんが、それまでは男子部員で最下位の位置をキープし続けていたわけですから。

　それでもずっと続けてきた甲斐があって、最近は本人も自覚できるほどに腕前が上達してきたようです。で、昨日は男子だけで400人以上も参加する大きな大会があって、なんとそこで4回戦まで勝ち進んだのです。同じ中学の3人の中ではもちろん最高の成績で、もうひとつ勝てば上の大会に行けたらしいのですが、それは無理としても一応400人余りの中でベスト64まで残れたことは大きな自信になったようです。

　しかも勝ち上がり方が良くて、1回戦から3回戦までは競り合っての勝利、4回戦はシードされている強豪選手相手で、善戦して納得のストレート負けだったらしく、こういう終わり方は本人としても気持ちの良いものです。僕もテニスをしているからよくわかりますが、負ける時は明らかに勝てない相手と試合をして負けたいものです。同レベルや格下相手に競り合って負けると本当に落ち込みますから。

　ともあれ結果が出たことで、息子のモチベーションもかなり上がったようです。目の上の大きなたんこぶである３年生も夏休みには引退しますから、我慢するのもあと２ヶ月。ただ卓球に情熱を傾けるのはいいですが、本当はもう少し勉強もして欲しいところですけどね。こちらはちっとも結果が出ないので。