幹事クリタのコーカイ日誌2003

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4月30日 ● グランパスは引き分けキング?

 今シーズンからJリーグではVゴール方式がなくなり、引き分けが採用されました。より欧州のサッカーに近づいたわけですが、我らが地元・名古屋グランパスエイトがこの引き分けが大得意(?)のチームになってしまいました。

 なんと昨日のマリノス戦での引き分けを含んで、今季6試合で1勝5分け。総得点5、総失点4という、なんとも地味な守備的チームになってしまっています。勝率で争うプロ野球なら勝率10割で首位ですが、サッカーは勝ち点で争います。引き分けは勝ち点1。勝てば勝ち点3ですから、いくら引き分けを稼いでも、真ん中より上にはいけません。

 もちろん6試合で4失点という安定した守備陣は評価されてしかるべきでしょう。1試合の平均失点が0.67なんて、普通なら楽々首位を走れるところです。守護神楢崎の活躍も目立ちます。ところが平均得点も1点を下回っている攻撃陣は、ウェズレイ、ヴァスティッチ(5月で退団が決まったとか。大丈夫かね?)を中心に顔触れがそれなりに揃っている割には何をやっているんだか、という感じがします。

 顔触れが揃っているのに点が取れないということは、システム的、戦術的な問題があるということです。ベルデニック監督は試合後のコメントでいろいろ選手をくさしているようですが、問題は監督の戦術にあるのではないか、という気がします。ある程度リスクはとっても、もっと攻撃的なサッカーをしなければ勝ち点は稼げません。

 かつてベンゲル監督時代に、あれだけ華麗で攻撃的な美しいサッカーをしていたグランパスが、かくも地味なチームになってしまったことが残念です。優勝を狙えないのなら、せめて派手な試合をしてファンを喜ばせるくらいのことはして欲しいです。たださえ存在感が希薄なチームなのですから。


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