幹事クリタのコーカイ日誌2003

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2月8日 ● ジェームズ・ディーンの生まれ変わり。

 ジェームズ・ディーンは1931年2月8日生まれ。彼は24才で亡くなっていますが、もし生きていれば今日で72才。あのシャイで繊細そうな青年が、その後どんな演技を見せて、そしていまどんな老俳優になっていたのかと考えると、ちょっと不思議な気分になります。

 ショーン・コネリーやポール・ニューマン、ジーン・ハックマン、クリント・イーストウッドなど、ハリウッドスターたちは年老いてなお魅力的な姿をスクリーンで見せています。ジェームズ・ディーンもさぞやカッコイイ老境を迎えていたのではないかと思います。

 もっとも若くして死んだアーティストは、みな若くして死んだからこそ永遠に記憶の中に刻み込まれているということもあります。誰でも長生きさえすればそれで良いというものではありません。『エデンの東』『理由なき反抗』『ジャイアンツ』という3作しか残さなかった故に、ジェームズ・ディーンも永遠の青春スターとして輝きを失わないのですから、老境のジェームズ・ディーンの夢を追い求めても仕方ないという考え方もできます。

 ジェームズ・ディーンに遅れること30年、日本の名古屋に僕が生まれました。学生の頃、同じ誕生日の有名人を調べてジェームズ・ディーンを見つけた時は「おおっ」と喜びました。もしかしたら僕はジェームズ・ディーンの生まれ変わり?なんて考えたりして。その時にはまだジェームズ・ディーンの亡くなる年齢よりずっと年下でした。

 しかし、気がつけば24才で永遠に時が止まっている彼をいつの間にやら大きく追い越してしまいました。もしジェームズ・ディーンがその後も生きていて、今の僕と同じ年の時には、どんな男になっていて、何をしていたんだろう、といつも誕生日のたびに想像します。42才のジェームズ・ディーンに逢ってみたいと思います。


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