幹事クリタのコーカイ日誌2002

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12月17日 ● 理想のテニスゲーム。

 僕はテレビゲームが好きでテニスが好きなのですから、テニスゲームも好きかと言うと、実はそれほどではありません。と言うのも、テニスはプレイするのが一番。ゲームをやっていると、テニスをしたくてウズウズしてしまうからです。

 そんなわけで、あまり精神衛生的に良くないのでテニスゲームは過去に3作しかやったことがありません。ファミコン初期の傑作ナムコ『ファミリーテニス』(1987年)、64のヒット作である任天堂『マリオテニス64』(2000年)、そしてPS2のナムコ『スマッシュコート プロトーナメント』(2002年)です。

 どのゲームも基本的な操作は一緒です。ハードの進化に合わせてグラフィックが美しくリアルになったことは当然として、それ以外に違うのはキャラクターだけと言っても良いでしょう。 『ファミリーテニス』は、当時のスター選手をモデルにしたナムコならではのダジャレがきいたキャラクターが最高でした。ビッグサーブとダイビングボレーを武器に多分一番強かった「ぶんぶん」(モデルはベッカー)とか、女だてらに男のキャラにも勝てそうな「なぶらっち」(ナブラチロワ)とか、楽しくて個性的なキャラが揃っていました。

 『マリオテニス64』は、その名の通りマリオやルイージらがキャラクターとして登場します。このゲームは操作の軽快さ、きびきびとした動きが特徴的で、可愛らしいキャラとあわさって、当時我が家の愚息がものの見事にはまっていました。

 『スマッシュコート プロトーナメント』は実名でスター選手が登場するのが一番の売りです。ヒンギス、ダベンポート、セレシュ、クルニコワ、サンプラス、カフェルニコフ、アガシ、ラフターの8選手が出てきて、本物にかなり似せた動きやプレースタイルを見せてくれます。ラフターを選んでプレーしていると、本当にラフターがテニスをしているような錯覚を覚えるほど華麗なボレーをします。また全仏オープンを除く3つのグランドスラム大会と契約しているので、まさにウィンブルドンでプレイしているようなリアルさも魅力でした。

 もっともこのゲームはリアルなキャラを求めて、動きを似せることに力が入りすぎたのか、ゲームバランスが悪く、最初はいきなり相手が急に強くなったりするのが難点でした。いくらテニス好きでも、なかなかゲームを続ける根気を失わせるようなところがありました。またやりこめば今度は簡単にコンピュータに勝てるようになりますが、まあ対戦モードこそナムコのスポーツゲームの真髄ですからよしとしましょう。

 どのゲームも悪くありませんでしたが、できれば『スマッシュコート プロトーナメント』のキャラのリアルさに『マリオテニス64』の軽快さ、そして『ファミリーテニス』のユーモアが組み合わさったら、最高のゲームになると思います。当たり前のこと言っていますけど。その上で、ディープなテニスファン向けに『スマッシュコート プロトーナメント』のように8人だけではなく、できたら男女32人くらいずつは、本当のプロ選手が登場して欲しいと思います。そうすれば日本の杉山愛や鈴木貴男だって登場させるのもそれほど不自然ではなくなると思いますしね。

 

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