幹事クリタのコーカイ日誌2002

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11月13日 ● 『ニューミュージック名曲集』。

 いま毎晩10時からNHK衛星放送で『ニューミュージック名曲集』という番組を4夜連続で放送中です。アルフィーの坂崎と小室等、イルカが司会を務めていて、ゲストを迎えてトークを交えつつ、1970年代のフォークソング、ニューミュージックのヒット曲を中心に紹介しています。

 月曜日のゲストは加藤和彦(ザ・フォーク・クルセダーズ)、火曜日は谷村新司(アリス)、水曜日が南こうせつ(かぐや姫)、木曜日が大野真澄(ガロ)と、ビッグネームが並ぶNHKならではの豪華なキャスティングです。また紹介される曲も、1960年代後半のフォークソングから、1980年頃の松山千春あたりまで、まさに我々40代にはど真ん中のストライクソングが次々と出てきて、思わず全部口ずさんでしまいます。

 昨晩の谷村新司のトークでは、僕の知らないアリス結成秘話が語られました。堀内孝雄は谷村新司がオーディションの審査員をしていた時に友人と二人組で受けに来ていて、その堀内のボーカルに惚れて谷村が強引に誘い込んでアリスを結成したというのです。谷村の理想はツインボーカルのグループだったそうです。堀内は谷村と組むために、相方と泣く泣く別れたのが今でも辛い思い出だそうです。

 1980年前後、アリスは本当にビッグアーチストでした。普通にアリスのレコードを買ったりしている程度に好きな僕でもそんな話はあまり耳にしたことがありませんでした。コアなファンの間ではもしかしたら知られていたことなのかも知れませんが、敢えて番組の中で坂崎が話を振って谷村に語らせていたということは、本当に「秘話」なのでしょう。

 中学・高校時代を思い出させるとてもオジサン受けする番組なのですが、ひとつ気になるのはタイトルの「ニューミュージック」という単語。番組の中でも小室等が1970年頃から使われだしたと言っていましたが、一般にこの呼称が広がったのはやはりユーミン以降、1974〜75年頃だと思います。僕の中ではグレープはフォークで、さだまさしがソロになってからはニューミュージック、オフコースも2人のうちはフォークで、5人になってからニューミュージック、という印象です。

 だからこの番組で扱う楽曲やアーチストの傾向からすると、タイトルは『フォーク・ニューミュージック名曲集』で良かったような気がするのですが。

 

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