子どもたちの夏休みが残り少なくなってきて、いよいよ宿題も追い込みに入っています。昔も今も夏休みの宿題というのは、単純に問題集をやってくる、というものではなく、研究レポート的なものが中心なので、日頃そういう作業に慣れていない子どもたちは四苦八苦しています。

　大人になった自分の目からすれば、そんなものちょちょいと書けよ、とついつい思ってしまいますが、これは会社に入ってから企画書の類をやたらと書きまくってきた結果であって、子どもの頃は確かに問題さえ解いておけば良かった宿題と違って、レポート系は手間がかかるし面倒だなぁと思っていました。

　いつの間にか資料を元に適当にまとめてしまう、もっと手を抜くと資料も見ずに適当にそれらしいことを書いておく技術を身に付けてしまいました。子どもの頃、あんなに真面目に考えてそれでもまとまりきらずに困っていたのを思うと雲泥の差です。どうしてこんな大人になってしまったんでしょう。

　と言うことで、子どもたちがどうやってまとめたらいいかわからずに、お手上げ状態になっているのを見ると、苛立ちと共感が同時にこみ上げてきます。それにしても夏休みに限って日頃やったこともないレポート系宿題をまとめて出す意味が本当にあるんでしょうか？やるなら大学のように定期的に書かせないとスキルアップにもならないと思いますけどね。結局親がほとんど手伝ってやることになるんだから。