幹事クリタのコーカイ日誌2002

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6月15日 ● ベスト4が見えてきた。

 完璧な試合運びでチュニジアに完勝した日本代表は予定通り1位でH組を通過しました。計算した通りに試合を展開できるなんて、日本もつくづく強くなったものです。

 もっとも、韓国が強豪ポルトガルに勝って1位抜けしたことからもわかるように、ホームの有利さというのもかなりあることがわかります。青もしくは赤でスタンドを一色に染める応援、慣れたスタジアム、ヨーロッパ勢には耐え難い蒸し暑さ、そして微妙にホーム贔屓な判定。全てが日本、そして韓国に有利に働きました。逆に言えば、今回の日韓の強さをそのまま次回ドイツ大会で期待するのは難しいだろうと、今から覚悟しておいた方が良いくらいです。

 とは言え、今大会に限って言えば、日本も韓国も十分に強豪国のひとつに数えて良い状態にあると思います。どこの国でも、これだけ熱狂的な応援に支えられるチームと対戦するのはイヤなものでしょう。

 そういう目で決勝トーナメントの組み合わせを見ると、日本のいるブロックだけが不思議に楽になっています。ドイツもブラジルもスペインもイタリアもイングランドもいない、本来ならアルゼンチンあたりが入ってきたかも知れないのに、実際にいるのはトルコ、スウェーデン、セネガル。そこそこ強い国ではありますが、絶対勝てないような相手ではありません。そして、この4ヶ国の中で勝ち抜けば、なんとベスト4なのです。

 韓国は1位抜けしてしまったことがかえって仇となって、初戦でイタリアと当たってしまいますから、日本よりも厳しいことは間違いありません。しかし、ポルトガルにも勝つ今の韓国の勢いなら、イタリア相手だって決して諦めたものではありません。

 アジアの最高は1966年の北朝鮮のベスト8。そもそも決勝トーナメントに残ったことすら、この北朝鮮と1994年のサウジアラビアの2回しかないのですから、いかに今回の日韓両国の1位通過がアジアにとって偉業かよくわかります。

 夢は日韓両国による決勝戦でしょうが、そこまでいかなくても、北朝鮮のベスト8を上回るベスト4を実現して欲しいものです。こんなチャンス、二度とないかも知れないのですから。


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