幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 5月11日 ● アンチ巨人とアンチ星野。

 近年は「伝統の一戦」という看板もすっかり古ぼけた感のあった巨人vs阪神ですが、今年は星野が監督に就任したお陰で、見事に金看板に返り咲きました。昨晩から始まった三連戦は首位と二位の直接対決と言うことで、かなりプロ野球ファンの注目率も高かっただろうと思います。

 ただ、世の中は素直にこの「伝統の一戦」を楽しんでいるファンばかりではありません。会社の同僚のN脇さん(女性)は、熱狂的中日ファン。趣味の域を超えたその“ドラキチ”ぶりは社内外でも有名です。

 中日ファンである彼女は当然アンチ巨人でもあるわけですが、今年は悩みが深まっています。もちろん原因は星野タイガース。プロ野球を星野監督が盛り上げているのは理解できても、名古屋の中日ファンにとっては、星野は裏切り者。後ろ足で砂をかけていった彼を許す気にはなれないのも仕方ありません。

 それでもまだ阪神の成績が悪ければ同情もできたことでしょうが、これだけ調子に乗ってブイブイ言われてしまうと「アンチ星野」にならざるを得ません。しかも、中日の成績がいまひとつ上がらない鬱憤がますます「星野憎し」へと転化されているのです。

 長年の「アンチ巨人」だったN脇さんは、とうとうこの伝統の一戦、「巨人を応援する」ことにしたそうです。「あれだけ嫌いだった元木だって応援しちゃうんだから」という彼女の悲壮な覚悟を聞くほどに、星野の罪深さを思って涙せずにはいられません。

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