幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 3月19日 ● 30年変わらない卒業アルバム。

 息子が小学校の卒業アルバムを貰ってきました。どれどれと手にとってパラパラめくってみましたが、30年前の僕の卒業アルバムとほとんど変わらない構成にびっくりしてしまいました。

 最初の方に校舎と校歌、校長先生の写真、卒業生全員の集合写真、先生の集合写真。クラス写真には、遊び場でのスナップ的集合写真が添えてあるのも同じ。さらに委員会やクラブ活動ごとの写真、運動会や学芸会、修学旅行など過去のイベントのスナップ写真のページが続くのも同じです。

 もっと驚いたのが、その後に卒業文集があるのも同じなら、その構成まで全く僕たちの時と変わっていないこと。クラス全員の寄せ書き、将来の自分、クラスのナンバー1、ページを2人で上下に割って、一人ずつ短い文章を綴っているのも同じ。しかも、それが全部手書き。21世紀なんだからパソコンでテキスト書いてレイアウトしても良いだろうに、ガリ版で(僕たちの頃はボールペン原紙でしたが)印刷していた古き良き昭和40年代そのままなのです。

 学校は世の中で最も保守的なコミュニティのひとつであることは知っていましたし、そうそう流行に乗って安易に変えて欲しくもないのですが、それにしてもこれは変わらなさ過ぎです。週休2日にしたり学習内容を減らしたりと、「教師が楽になる」ことはどんどんやるのに、そうじゃないことは見事なまでの前例主義。卒業アルバムの構成など「前の年と一緒でいいじゃん」と言い続け、出入りの印刷屋任せでここまで来たのでしょう。

 4年後、娘の卒業アルバムも全く同じ構成なのでしょうか。きっと同じでしょうね。

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