幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 3月10日 ● 最近、関根勤が良い。

 20年以上前、欽ちゃんの番組で関根勤と小堺一機はコンビを組んでいました。まだ「ラビット関根」と名乗って物真似芸などを披露していた関根勤ですが、小堺のちょっと都会的でソフトなトークに比べて、関根はいかにも「芸人」というアクの強さがあり、当時は小堺の引き立て役という印象が否めませんでした。

 ところがそれから二人とも年齢と芸歴を重ねてきて、それぞれに活動している様子をテレビで見ていると、最近は関根の方が小堺よりも時代の潮流に合っている感じがします。小堺がいつまで経っても80年代的「男のブリッコ」なイメージが消えないのに比べて、関根は「濃い」ところをうまく残しながらも、時代に合わせて少しずつ微調整を繰り返してリニューアルしています。

 関根は決して「大物」っぽいポジションに立ちません。その芸歴からすれば、もはや若手芸人たちとは一線を画しても良いはずですが、どの番組に出てもちょっと引いています。あくまでも「使える」脇役として、欽ちゃんの番組の頃から変わらない立ち位置にいる感じです。

 野球で言えばカープの野村とか、サッカーならグランパスの石川のような選手のイメージです、って、ちょっと例えがわかりにくいですかね。ベテランでひと癖あって、でも完璧な優等生ではなくて少し穴もある、という感じ。上手に年を取った関根勤は、今後ますます僕にとっては楽しみな存在です。

 

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