幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 1月7日 ● トレンディ大河ドラマ。

 民放の連続ドラマに主演するような若手人気俳優をズラリとキャスティングして話題のNHK大河ドラマ『利家とまつ』がスタートしました。とりあえず今年の流行りモノになるかも知れないので、チェックしておこうと見ましたが、まあ良くも悪くも予想を裏切らない第1回でした。

 ここのところ2年連続で不調と言われた大河ドラマですから、今回は若い層まで取り込もうという狙いなのでしょう。戦国時代を舞台にしている割には、かなり現代劇に近い感覚のストーリーであり、設定であり、台詞回しです。ホームドラマもしくは純愛ドラマというのがテーマになっているのも、F1と呼ばれる若い女性層受けを考えているのが見え見えです。

 唐沢寿明、松嶋菜々子、反町隆史、竹野内豊、酒井法子、天海祐希と次々と出てくる人気俳優の演技も、取り立てて時代劇を意識した大仰さはありません。そういう意味では、若い視聴者もとっつき易い仕上がりになっているとは思いますが、果たしてこれが正解なのかどうかは少々疑問でした。

 まずコアファンである中年以上には、当然違和感があることでしょう。なんだかチャラチャラした大河だな、と思われるかも知れません。そして狙っている若い世代には、結局なんだ時代劇か、と思われる気がします。と言うのも、キャストと脚本が若向けでも、演出はいかにも大河ドラマらしい正攻法だからです。

 老若両睨みである以上、どちらにも振り切れないのは無理からぬことですが、それが吉と出るか凶と出るかは、もう数回で答が出そうです。ちなみに僕は大ヒットはしないけれど、それなりの数字は残すんじゃないかと予想しています。何と言っても戦国モノ、特に信長・秀吉絡みの大河は強いですからね。

とりあえず、読むたびに(1日1回)


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