幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 11月12日 ● 新車を購入する楽しみ。

 昨日は久しぶりに予定の何もない日曜日だったので、またカーディーラーに行きました。見に行ったのは某輸入車ディーラー。もっとも輸入車と言っても、そこで実際に販売しているのは1年前まで国産某カーディーラーの人たち(会社の方針で輸入車ディーラーになったのだそうです)だったので、雰囲気は結構フレンドリーです。

 早速、試乗をさせて貰いました。購入したいグレードは一番ベーシックな、つまり安いグレードなのですが、試乗車は最高級グレード。これはまあディーラーの手です。一番良いものを見せて気を惹こうというのですから。とは言え、やはり実際に走らせてみた感じはとても快適で気に入りました。柔らかくもなく堅過ぎることもないサスと言い、気持ちの良いエンジンの吹け上がり方も素晴らしいものがあります。もちろん、エクステリア、インテリアの雰囲気もシックで、さすがに国産車とは訳が違います。人気も抜群だそうで、納車は今発注しても来年3月とか。半年近く待たされるわけです。

 もっとも気に入っているのは、実は試乗する前から気に入っていたので、期待を裏切らなかったな、という確認ができただけ。値段が値段ですから、国産車とは違うのは当たり前で問題はその価格です。ディーラーの担当者は「なにせまだ登場したばかりのクルマなので、値引きはやってないんですよ」と早速先制のジャブが飛んできます。しかも下取り車となる我が家のアコードはすでに丸8年。サイドには大きな傷がいくつもあって、はっきり言って値がつく代物ではないことは、僕も十分承知しています。

 正直、高級輸入車ディーラーだけに「金のない奴はさっさと帰れ」と言われるかも、と思っていましたが、さすがそこは世界一のサービスを誇る某国産車ディーラー、一度食いついた客をただで帰すような真似はしません。僕もそうこなくっちゃ、という訳で、本腰を入れて商談を開始しました。値引きしない、下取りも期待できない(と言うよりも、多分廃車費用を取られかねない)状態で、少しでも安く上げるには、オプション品を付けさせる手しかありません。

 愛車セットなんて無駄なものを省かせて、その代わりにバックソナー(6万円)、スモークフィルム(4万円)などを無料でつけさせる作戦です。と言うのも、ちょうどこれらのオプション品の価格が総支払額の端数になるので「この端数を切ってちょうどにしてよ」と交渉した訳です。担当者は「上と相談してきます」と言って、ちっとも戻ってきません。多分、カローラやシビックを買うようなせこい値切り作戦をしてくる客は、あまりここには来ないのでしょう。なにせ某欧州高級スポーティカーのディーラーなのですから。

 午後3時にディーラーに行って、すでに2時間。ようやく担当者が戻ってきて「納車をうまくすれば1月か、もっとうまくいけば年内に納車できるかも知れません。それでも頭金の方がご用意できますか?」と言います。納車が早まるのはこちらとしても嬉しい話ですから、もちろん否はありません。「でしたら、この端数を切らせていただきます。ただし、絶対に他で漏らさないでくださいよ。なにせこんな数字を出したのは初めてなんですから」という訳で目出度く商談成立です。

 まあ担当者のセールストークですから、本当にこんな値段は初めてなのかどうかはわかりませんが、一応仁義は守って、ここにその購入したクルマのメーカーと車種は明らかにしません。多分わかる人にはヒントがちりばめられていますからピンとくることでしょう。とりあえず値引き・下取りゼロのところから10万5千円引きを出させたのですから、僕としては満足です。クルマ購入の楽しみは、この値引き交渉ですから。何回やっても楽しいものです。

 さて、後は納車がいつになるか。できたら正月には新車のステアリングを握りたいものだと思っていますが、それまでワクワクと待つのもまた楽しい時間です。高い買い物ですから、いろいろお楽しみがないとね。そうそう、成約記念にオリジナル腕時計を貰いました。趣味に合うものだったので、これも嬉しかったです。

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