幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 7月5日 ● 猛暑の中の授業。

 まだ7月初めだというのに、名古屋では36度を超える猛暑。あまりの暑さに、ここまで暑いとかえって気持ちが良いわい、と自棄を言いたくなるほどでした。こんな時は会社は天国です。涼しくて一歩も外に出たくありません。外回りの営業なんかしている人は本当にご苦労様だと思います。

 こんな猛暑の中、小学校では授業参観があったとかで、妻が「暑くて倒れそうだった」とバテバテで帰ってきました。確かに小学校の教室が冷房完備ということはありません。あんな狭いところに児童とその親がぎっしりと詰め込まれたら、さぞかし暑いことでしょう。見ている親も大変なら授業している先生も大変。主役の子どもたちは単に暑さにボーッとしているだけだったとか。

 僕たちが子どもの頃も、7月や9月は確かに授業中暑かったですが、それでもまだまだ今ほど温暖化は進んでいなかったので、なんとか耐えることができました。逆に冬の寒さはかなり堪えましたが、それでも寒いのは厚着をすればかなり防げますし、そもそも勉強するには暑いよりは寒い方が頭が働きます。

 それに比べて今の子どもたちは、たださえ冷房に慣れているだけに、暑い教室での授業は単なる我慢大会にしかならないと思います。劣悪な環境で授業を受けても能率が悪いだけです。誰も理解せずに授業だけは進行していき、結局塾などに行っている子だけが内容を把握していくわけですから、これはほとんど教育の放棄だと言っていいでしょう。

 自治体の財政が苦しい昨今、教育関係の予算もかなりカットされていると思いますから、いきなり全ての小中学校の教室に冷房をつけることなんて無理かも知れません。それに暑くて授業なんかしてられない、なんて日は1年でせいぜい10日そこそこのことでしょう。でもだったらせめて猛暑の日は従来の座学ではなく、見学とかイベントとかもっと工夫した授業内容にするとか考えられないのでしょうか?そんなフレキシブルなこと、今の学校では無理なのかなぁ。    

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