幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 6月19日 ● サークルの適正規模。

 テニスサークルにとって大きな課題が2つあります。ひとつは人数の確保、もうひとつはコートの確保です。この2つはパラレルな関係にあって、コートがあっても人がいないと仕方ないし、人がいてもコートがなければ始まりません。人が増えたらコートも増やさないとダメだし、コートが少ない時は何とか人も減らしたいと思ったりします。

 大学や会社のテニス部などの場合は、コート数が最初から定数として決まっていますから、人数の調整だけが仕事となります。しかし、公営コートを抽選で確保して活動しているような社会人テニスサークルの場合は、人数とコート数を常に最適化できるように微妙な調整を続けなければなりません。適切なコートと人数のバランスは、練習の仕方と練習時間の長さにもよりますが、だいたい1面当たり5〜7人程度だと思います。

 我々のテニスサークルは現在、毎回20名余の参加者がいますから、最低3面はコートを確保するように努めています。コート確保のためには面倒な抽選申込みをしなければなりません。僕の幹事業務の中で一番大変で手間のかかる部分ですが、これを疎かにしてはサークル運営自体が成り立たないので、毎月仕事と同じくらい精力と時間を割いてコート確保に奔走しています。もちろん抽選なので、外れてダメな時もあります。その場合にフォローアップできる体制作りが、この数年の課題でしたが、最近は随分とめどが立つようになり、毎週安定してコートを確保出来るようになりました。

 だからと言って、さらにコート数を増やして毎週4面にして、メンバーも30人まで増やそうなどとは考えていません。コート当たりの適正人数だけではなく、サークルとしての適正人数というものもあると思うからです。僕の場合、適正なのは15人程度、最大でも現在の20人余だと思っています。

 規模が大きくなれば、当然運営にかかる手間も増えていきます。サークルがいま以上のスケールになった場合、とても僕だけでは面倒見切れないし、なによりも分裂してサークルとしての一体感が失われていくのが怖いのです。たださえ社会人サークルというのは、年齢も職業も住所も出身地もバラバラです。そこが面白さである半面、空中分解の危険性を常に孕んでいるとも考えられます。内部分裂してしまったら、もはやひとつでいる存在意義はありません。

 と言っても、人数が多いからと強制的に退会処分を下すわけにもなかなかいきません。それどころか、ついついテニスする人と知り合うと「今度一緒にやりませんか?」と誘ってしまうほどなので、極力自重しているくらいです。ま、暑くなると自然と参加者は減っていきますから、入会をなるべく制限して「自然減」を待つしかないようです。  

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