前代未聞の大接戦となった米大統領選。ここまで騒ぎになると、今まであまり気にしていなかった日本の普通の人までが、なんだか面白そうだということで注目するようになります。日本でのゴアやブッシュの知名度は、いまうなぎ登りでしょうね。

　今回は特に候補者よりも大統領選の「仕組み」について興味と関心が集まっています。なんとなくアメリカの大統領は直接選挙で選ばれる、ということは学校で習って知っていても、今回ほど懇切丁寧にそれを教えてくれたことはないでしょう。

　しかも、こうして大接戦になったせいで、選挙制度の不備までもいろいろと指摘されています。新聞などの解説記事を読んで「なるほど」といちいち納得するわけですが、まあ不備がいくらあったとしても、日本の不透明な総理大臣選びよりはマシだな、と誰もが思うことでしょう。

　なにせ森「サメ頭」総理は、国民による選挙はおろか、党内の選挙すらすっ飛ばして、いきなり秘密会議の指名で選ばれた人です。支持率は極端に下がっていても、それでも引き受け手がないのを良いことに、いつまでも低空飛行を続けるつもりのようです。こんな奴は、さっさと引きずり降ろしたい、と思っても、国民のチカラではなんともしようがないのが日本の総理大臣です。

　選挙制度には、僕もいろいろ不満を持っています。それはまた機会を改めて書こうと思います。 　

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