幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 9月28日 ● 4年後もナベツネの言いなりか。

 注目の野球の3位決定戦は、韓国に完敗。予選に続いての韓国戦敗退では、4位も仕方ないところでしょう。アメリカ、キューバ、韓国の上位3チームには結局予選決勝を通じて1勝もできなかったのですから、これが実力と思うしかありません。ただ、ずっと獲得してきたメダルに届かなかったのですから、4年後のアテネに向けてどうしたらよいのか、考えるべきことは多いと思います。

 もちろん、誰もが思いつく通り、アテネではプロが全面協力してオールスターチームで臨むのかどうか、ということが一番のポイントです。3Aの選手だけで金メダルを獲得してしまったアメリカは別格として、主力が衰えを感じさせるキューバや、野球界全体の実力では優っているはずの韓国に遅れをとるのは、やはりチーム作りに問題があったからだと思います。

 今回のプロアマ合同チームは、今までの日本の野球界におけるプロとアマの壁の高さを考えれば、画期的なことだったと思います。しかし、それでもなお4位だったということもまた重い事実です。もしオリンピックに本気で勝ちにいくのなら、お茶を濁したように数人だけプロを送り込んでも無駄だということが今回で証明されてしまいました。メダルを取るためには韓国のようにプロのオールスターチームが必要なのです。

 アマの選手にしてみれば、せっかくのオリンピックにプロのせいで出られなくて面白くないという意見もあります。しかし、それは今までがプロかオリンピックかという二者択一だったからであり、今後はプロのトップクラスがオリンピックに出るのだ、という認識を球界全体が持てば問題はありません。実力的に優れたものが出場するのが当然だからです。

 問題はプロ、特にナベツネが協力をするかどうか、ということです。ただ興行という意味で考えれば、今回巨人の優勝がオリンピックで霞んでしまったように、まともに競合するのはあまり上策とは思えません。それよりも積極的にオリンピックという舞台を利用して、落ち目になりつつある野球人気を盛り返した方がずっと賢い手だと思います。

 ナベツネが老人の妄執に囚われてしまっているのなら、こんな理屈も理解できないかも知れませんが、それでも他のオーナーたちは全力で説得をするべきだと思います。このままナベツネの言いなりになっていては、野球界に明日はありません。もっとも4年後もまだナベツネが元気かどうか、なにせ年寄りだけに4年も先にどうなっているのかなんてわかりませんからね。


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