幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 9月18日 ● サッカーも野球も五輪。

 サッカーも野球も五輪の方が面白い。Jリーグよりもプロ野球よりも、オリンピックで戦う日本代表のプレーの方が格段に面白いのは、単に国対抗なのでナショナリズムが刺激されるからとか、4年に一度の祭典だからとか言うだけではなく、やはり戦っている選手たちの真剣さが段違いだからだと思います。

 もちろん、本業の舞台である自分たちのリーグで彼らが手抜きをしているということを言いたいわけではありません。ただ、高校野球が面白いのと同じで、この一度だけの晴れ舞台、という意識が、彼らのプレーにいつも以上の輝きを与えていることだけは間違いないと思います。その「自意識」が見ている我々にもテレビ画面越しであれ、ビンビンと伝わってくるのでしょう。

 そのサッカーは見事にスロバキアにも勝利、トルシエ監督の予定通りにここまで勝ち点6を獲得しました。問題はブラジルが南アに負けてしまったことです。このためにかえって日本は予選突破が苦しくなってしまいました。手負いのブラジルは得失点差の不利を補うため、必死で日本に挑んできます。対して南アは気落ちしているスロバキア相手ですから多分楽勝でしょう。

 日本がブラジルに負けて3チーム2勝1敗と並んだ時は、アトランタ五輪に続いて勝ち点6を挙げながら日本は予選敗退ということになります。単純な野次馬的ファンとしては、ブラジル戦が消化試合にならずに楽しみが増えましたが、「代表ファン」にはやきもきする試合になることでしょう。

 注目はこの事態になってもトルシエがフラット3を押し通すかどうかです。ブラジル相手に最低引き分けが目標ですから、日本としては超守備的サッカーにならざるを得ません。今大会、何度もサイドをえぐられてピンチを招いているのに、それでも敢えてトルシエは自分の流儀を貫くのでしょうか。

 野球は延長13回、アメリカに力負けした印象です。松坂の好投を打線が見殺しにしたと言ってもいいでしょう。あれだけ打てないようでは、今後もキューバや韓国相手に苦戦は免れません。プロの田口や中村らはともかく、アマの選手はやはり木製バットに慣れていない感じです。最後はリリーフした杉内が打たれてしまいましたが、しっかりしたストッパーがいれば、ということも強く思いました。

 どうして松井や古田や岩瀬がいないのか、つくづくセ・リーグの狭量さに腹が立ちます。今の打線に4番松井(江藤でも高橋でもいいけど。いっぱいいるんだから)と7番古田(1番田口・3番中村・5番松中・6番田中)が入るだけでも、随分と強力打線になりますからね。指名打者をアマの阿部が打つくらいなら清原でもいいんだから。とは言え、まだ野球は始まったばかり。キューバと韓国に負けても予選突破はできます。松坂の“リベンジ”にも期待しましょう。

 それにしても、ここのところスポーツネタばかりです。ちょっと反省はしているんだけど、なにせ書きやすいし、あんまり文句のメールもこないしね。芸能関係の批判を書くと、特に女性ファンが怒るんだよねぇ。あんまり珍妙なメールも来るから、まあそれも面白いっちゃ面白いんだけど。

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