よく「立ち直りは早い方ですから」と言う人（特に女性に多いと思うのは偏見でしょうか）がいますが、あれは本当に立ち直ってしまうのか、そう言うことで自らを鼓舞しているのでしょうか。ま、どっちにしてもそれでさっさと立ち直っていけるのならとても羨ましいことだと思います。

　僕は子どもの頃から一度落ち込んだらなかなか立ち直れない性格でした。ドツボにはまってしまうと、なんとか這い出そうとしても、アリ地獄のようにちょっとしたことで簡単にズルズルとまた深い闇の中に落ちていってしまいます。自分で自分をさらに突き落とすようなところがあり、無限ループにはまったように同じ所でぐるぐる回っていたりして、我ながら難儀な性格だな、と思うこともしばしばです。

　落ち込んでいる時、昔は本当にげっそりとした顔をしていましたから、誰でもすぐに「元気がないな」とわかったようですが、さすがに大人になると、ちょっとやそっとではそんな顔を見せなくなります。気を許した相手以外には、なるべく普通の顔をしていますし、最近では仕事中などかえって妙にハイテンションになったりして「元気だね」なんて言われることもあります。

　ただあまり元気良くしていると、反動がドッカーンとくるのが怖いところで、一人になった時に、余計に落ち込みがひどくなります。時々、こうして鬱病に進行していくのではないかと思うほど自分がイヤになることがあります。アメリカだったら、とっくにセラピーを受けているんでしょうね。ただ最近はこうして「コーカイ日誌」に垂れ流して少しは発散しているので、昔よりはマシかも知れません。読まされる人には申し訳ないですけどね。

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