人間も動物ですから、「ここはじっとしていた方がいいな」なんて勘で感じる時があると思います。いや、誰もがあるわけではないかも知れないので、僕はそう感じるときがあると言い直しましょう。とにかく、仕事であれ趣味であれ恋愛であれ、積極的に動く時と、じっとチャンスを待つ時とを感じて使い分けています。

　これはいわゆる「流れ」とか「運気」とか「バイオリズム」とかになるのでしょう。例えば麻雀で自分にいい手がくる攻め時と、とにかく流れが悪いから放銃だけはしないように気をつける時があるように、どんなことでも流れを読み誤ると、せっかくのチャンスを逃がしたり、逆にみすみす大損をしたりして、ロクなことはありません。

　よく間が悪いとかツキがないとか言われる人の半分以上は、この流れをちゃんと感じ取っていないのではないか、と思います。現代の科学ではなかなか説明できにくい現象なのですが、確率と流れを両方考えながら選択をしていけば、それほど大きなロスはしないはずです。

　で、実は最近、僕は自分がかなり悪い流れに入っているのではないかと感じています。できたらあまりいろいろと動かずに、じっとしているのが一番だと思っているのですが、これまで積極策を取ってきただけに、いきなりそれを断ち切ってしまうのは難しい状況にあります。あれもこれも「やめた」って言って途中で放り出せるほど無責任ではないので。

　そこへもってきて、ここ数日仕事がガンガン増えています。全て競合プレゼンをしなければならない作業なのですが、こういう時はあまり勝負事には向いていないんですよねぇ。でもそんなことを上司に説明しても全く聞き入れてもらえないことは間違いないので、せめて被害を最小限にとどめるように努力するしかありません。ああ、本当はじっとしているのが一番なのになぁ。

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