幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 4月25日 ● 被写体としての自分。

 サークル合宿の写真を整理していて自分の写真が少ないのに改めて気づきました。もちろん、カメラマンが自分一人でしたから、人より少なくなるのも当然なのですが、以前ならもっと人にカメラを押しつけて、自分も撮ってもらうようにしていました。ところが最近は以前ほど自分自身が写ろうとはあまり思わなくなりました。

 ずっとカメラを構えながらグループ旅行をしていると、どうしてもフォトジェニックな人を中心に撮ってしまいがちです。オジサンよりも若い女の子の方ばかりにカメラを向けてしまうのは、単に女の子が好きだからというよりも、被写体としてより美しいものを、というカメラマンとしての欲求がそうさせるのです。

 もちろんグループ旅行ですから、なるべく満遍なく全員を撮るように努力はしているのですが、毎回焼き増ししてみると、たくさん写っているのは女の子ばかりで、数が少ないのは男性陣ということになりがちです。とりわけ自分の写真なんて若い女性に比べたら、はるかに見映えが悪いものであることを痛いほどわかっていますから、自ずと枚数も少なくなります。

 特にこの数年は、20代の頃と比べたらグッと減ってきました。被写体としての自分に昔から自信があったわけではありませんが、それでもまだ以前は恥じらいもなく堂々と写っていましたが、最近の自分の写真はプリントができてくるたびに「あ、ちょっとこれはイタイかも」と痛感させられるだけにイヤな気分です。

 見た目の堂々たるオヤジぶりに比べて、中身は20代の頃と大差ない、そのギャップが自分でイタイのでしょう。10代のピチピチしていた頃はもちろん、30代前半くらいまでは決してそんな意識はなかったんですけどね。若くて綺麗なうちにヌード写真を撮りたいという女性の気持ちが、今頃になってわかるような気がしてきました。

 
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