『DUKE ELLINGTON』

(1899.4.29−1974.5.24)
ellington

(←似てねーぞ!)ということを先に自分から言っておきますが、いや、人から言われるとけっこう傷つくんですよねぇ、ナイーブな僕。ま、これがエリントンだと思うからいけないのであって、オクラホマ州に住んでいるボブ・トーマスさん(57歳)だと思えばいいわけなんですが、さて、今週から始まりました新・手抜き企画『LEGENDARY JAZZ GIANTS』。ことの思いつきは「OCRソフト」なんですが、この前買ったスキャナ(←ちょっぴりパンツ臭い)に付属していたソフトに「e・Typistエントリー」というのがありました。これは「日英バイリンガル活字OCRソフト」ということでありまして、いや、懐かしいですなぁ、バイリンガル。もはや人前で使うのも恥ずかしい「死語の世界」と化した感がありますが、梅毒&淋病罹患ぎゃる、略して「梅淋ぎゃる」なんてのもありましたよね。個人的には毛ジラミのほうがタイプぅ?という気もしますが、それはさておき、OCRソフトというのはスキャナで読み込んだ活字データをTEXTデータに変換してくれるものなんですよね。で、その実力のほどに関しては、掲示板でおこめ師匠が次のように語っておられます。


ところで、我が家のスキャナに附いてきたソフトに「本や雑誌の文章をスキャンしてテクスト・データに変換できる」というのがあって、「わ、便利そう! 引用とかで文章書き写すの麺独裁(面倒臭い)もんね」と、さっそく使ってみましたが、うわー、びっくり。

L134熊市鼻ロ●●
●lj■童,五101口1620フ5
1=9012251
2側1‡5月号
t責=●●lに,UO‘l上ネ15月31日一一月,綱日嚢●ナl希響]句,∴
●曲Ii■群=‡,11たい‡離2‘,,口●コートー署〜●l己上,‡干舶札七すくt韓早い.
1■、=報1Lttl6到席1繊嚢■○ロ重t:鼻ロ1■t書iむ布立ロ●,土1●t●士4,■
由1=十八寸t上■11をすベミ宅ごb九=寺登=トI〜、
∴j‘囲音::;;舶側世三;;掛:,::3,lI●i4
j椎ユ○粗鼻小山正ビ・=ユビー勘響●旧1曲‐5補

 とまあそんなことで、僕が買ったスキャナに附いてきたソフトにもまったく期待はしてなかったんですが、使ってみたら、うわー、びっくり。何でもいいけど、何だかとってもイイですよねぇ、わー、びっくり。中年男性の素直な驚きがストレートに表出されていて秀逸だと思いますが、「e・Typistエントリー」を使ってみた結果は、なんや、ぜんぜん使えるぢゃん。まず手始めに輸入盤CDのライナーノーツ(英文)で試してみたんですが、文字の大きさが約2ミリ程度であるにも関わらず、その正答率は実に98%程度の好成績でありました。でもまあ、英語は文字数が少ないから活字認識も超カンタンぢゃん。という結果になるであろうことはある程度予想しておりまして、ちなみにタイ語はもっと簡単らしいんですけどね。ハングルなんかも簡単そうですよね。で、もっとも困難が予想されるのが漢字を用いる中国語と日本語でありまして、特に日本語の場合は漢字・ひらがな・カタカナがちゃんぽんになっているので、粗鼻の小山正クンが旧1曲をユビー勘響しちゃうのもl6到席1繊嚢。あ、個人的には15月31日一一月が綱日嚢したりするくだりも結構好きなんですけどね。

 で、期待度ゼロでサンプルとして試してみたのが「残業してやるのが面倒でウチに持ち帰ってきた見積書」なんですが、その変換結果はほぼ完璧にちかいものでありました。日本語でも正答率は95%以上といったところでしょうか。となると、おこめ師匠がいったいどんなソフトを使っているのか気になるところでございますが、もしかして、ガリ版刷りの手書き印刷物を認識させようとしませんでしたか?もしくはスキャナの感度が10dpiだとか。ちなみに僕の場合は400dpiでやってみたんですけどね。ちなみにパンツ画像のTEXT変換も試みてみたんですが、さすがに「ぱんつ(使用済み)」とは変換してくれませんでした。というか、活字として認識してくれませんでした。どうもカラーで取り込んだのが敗因のようでありまして。。。そこでもう一度「e・Typistエントリー」のソフトを使ってパンツのスキャンを試みてみたんですが、お、今度はちゃんと認識してくれましたね。で、出てきた結果がこれでございます。

一.}
≒“
{一11
1一一■
糞夢.n1

ぱんつにウンコでも付いていたか!?


 ということで、『レジェンダリー・ジャズ・ジャイアント』でありますが、あ、先ほどのTEXT出力結果はマジであります。僕はよく、話を面白くするために嘘を書いたりしますが、ぱんつ画像からは本当に「糞」の字が出ました。水産系のパンツらしく、「鮒」と「鰯」もでました。「姦」や「撫」や、猿轡(さるぐつわ)の「轡」という字も出ました。いったいどういうパンツなんでしょうね?で、このOCRソフトで活字認識させるのに何かいい本はないか?と思って本箱を調べていると、出てきたんですよねぇ、『エピソードでつづる伝説のジャズ・ジャイアンツ』(共同通信社発行“FM・FAN”別冊)という本が。そこでまあ、この本をネタに何か新しい手抜き企画をデッチ上げられないものか?と考えた結果、今日から連載を開始することになりました、『LEGENDARY JAZZ GIANTS』というコーナー。長ったらしいので、略して“LJG”とでも、“レジェンドJG” とでも、“レジェ・ジャズ・ジャ”でも、“れじぇじゃ”でも、ま、何とでも好きなように呼んでくださいね。で、コンセプトとしてはとしては、そんなものはありません。ま、「アルバム」にスポットをあてる『jazz giant』、「曲」にスポットをあてる『気ままにstandard』に対して、「人」を中心に話を進めていこうというか、ま、要するに本に書いてあることをテキトーにアレンジして蘊蓄をひけらかす、糞夢の1ページ。そういったものになるのではなかろうかと思われます。

 ということで、記念すべき第1回目はデューク・エリントンです。いや、元本がそういう構成になっているからなんですが、ちなみに僕はエリントンのアルバムは1枚も持っておりません。で、僕がエリントンに関して知っていることといえば「タラコ唇である。」ということと、「“ジャズ界のアナゴさん”の異名を持つ。」ということぐらいで、いや、イラストではそのあたりがまったく表現出来なかったんですけどね。そこでまあ、『エピソードでつづる伝説のジャズ・ジャイアンツ』を紐解いてみると、まず最初にプロフィールとしては、1899年4月29日にワシントンDCで生まれたと。ということは、昔の天皇と同じ誕生日ですな。今のやんぐな若者は知らないと思いますが、おじさんがコドモの頃は「みどりの日」は「天皇誕生日」と呼ばれていたのであります。ちなみに「文化の日」は明治天皇の誕生日ですよね。で、エリントンは74年の5月24日にニューヨークで死去しております。ということは享年75歳ですかぁ。けっこう生きてたんですな。まずはめでたいことでございます。

 んで、「アメリカのポピュラー・ミュージック史上もっとも偉大な作曲家」とありますが、僕たちモダン・ジャズ好き青年がエリントンと関わり合いを持つのは、演奏がうんぬんというよりむしろ、彼が作った「作品」を通じてというパターンが多いですよね。いわゆるひとつの「エリントン・ナンバー」というやつでありますが、その数は「いわゆるひとつの」どころの騒ぎではなく、一説によれば3000曲ぐらいあるそうです。3000曲ですかぁ。大したもんですなぁ。3歳で作曲を初めて、死ぬまで“お盛ん”だったとしても、約72年。1年あたり41.6曲。1年は365日だから、約8.7日で1曲のペースですかぁ。あまり大したことはありませんね。で、演奏家としての彼は自身の名を冠二郎した、あ、二郎は余分でしたね。自身の名を冠したオーケストラを率いて頑張ってきたわけですが、中でも20年代の「コットン・クラブ」における活動は有名でありますな。いや、僕はよく知りませんが。「コットン・クラブ」という言葉の響きは、何となく「ぼっとん便所」を連想させ、とってもラブリーだねっ。ということを指摘するに止めておきましょう。

 あと「ジャングル・スタイル」というのもありましたね。「わんわんスタイル」というのもあります。えーと、エリントンのプロフィールに関して書きたいことは、そんだけ。で、大村幸則クンが紹介しているエピソードとしてはですね、彼は曲のほとんどを楽旅途中のクルマの中で書いたと。ブルマの中ではありません。クルマです。あとは、えーと…、彼はステージ衣装にもヒジョーに気を遣っていて、「ジャズ界の小林幸子」の異名を持っていたと。サチコぉ〜、サチコぉぉぉ〜♪Byニック・ニューサー。どうでもいいですね。で、1930年代のある日…って、いちいち引用で文章書き写すの麺独裁(面倒臭い)ですな。さ、ここでバイリンガル@イー・タイピストちゃんの出番であります。

  1蜘牛代のある日、シカゴのコングレス・ホテ〃で重要なショーがあった。この時、デュークは、白のメス・ジャケット、ウィング ・カラーのドレス・シャツ、白のネクタイといういつものユニフォームをさらに引き立てるために、奮発して、瀦1[色のズボンと、同じ1織工色の靴をあつらえた。その結果、幕が上がると、まだ寅奏が始まる前からバンドは大喝さいを浴び、ある新聞ば何とコラムの2/3をファッションの批評に費やしたのだ。

 ね。まあまあ使えるぅ?といった感じですよね。95%以上というのはちょっと言い過ぎだったかも知れませんが、瀦1[色のズボンと、同じ1織工色の靴って、どこが同じ色やねん?(ちなみに正解は「深紅色」)という点を除けば、まずまずの認識力だと思います。が、エピソード自体はそれほど大したものでもありませんなぁ。。。ま、「深紅の靴」というあたりが「赤いスニーカーのマスター@ヤックン」を彷彿させ、良好であると言えますが、スケベだったらしいですけどね、エリントン。それが証拠に「エリントン すけべ」をキーワードに“Yahoo!”で検索したところ、8件ヒットしました。もっともそのうちの4件が塩通で、エリントンがすけべであるということに直接触れたネタではありませんでしたけどね。で、『エピソードでつづる伝説のジャズ・ジャイアンツ』には大したことも書いてありませんでしたので、ちょっと他をあたってみたいと思うんですが、えーと…、エリントンから「一度会ってみたい」という伝言を伝えられたマイルス君は、正装して緊張してニューヨークの事務所を訪問したのでありますが、すると中からパンツ一丁のエリントンが出てきて、「チミぃ、僕のバンドに入らないかい?」と言ったそうであります。でもまあ、パンツ一丁ならまだいいぢゃん。僕なんかパンツを脱いでスキャナにかけて、TEXT変換なんかしているしぃ。

 ということで、今日はおしまい。


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