PIANO STARTS HERE (COLUMBIA)

ART TATUM (1933/3/21,1949/4,5)

PIANO STARTS HERE


【パーソネル】

ART TATUM (p)
【収録曲】

(01-03) TEA FOR TWO / ST. LOUIS BLUES / TIGER RAG
(04-06) SOPHISTICATED LADY / HOW HIGH THE MOON / HUMORESQUE
(07-09) SOMEONE TO WATCH OVER ME / YESTERDAYS / I KNOW THAT YOU KNOW
(10-11) WILLOW WEEP FOR ME / TATUM POLE BOOGIE
(12-13) THE KERRY DANCE / THE MAN I LOVE
【解説】 ( 2012年09月02日更新 / 連載 1,044回 )

 ( 前回 までのあらすじ) 天竜峡を散策し、八ヶ岳ジャズフェスティバルを堪能した。 …ということで、2日目の宿泊地、野辺山に移動〜。 今回の宿はですね、 ここ っす。 部屋とか飯とか風呂とかがどうだったのかという話は、近いうちに しかるべくコーナー で取り上げることにしたいと思いますが、ここでいう 「近いうち」 というのはアレです。 多分、来週。 最近 “jazz giant” の毎週更新が凄く重荷になってきて、実際、小ネタとの隔週でお茶を濁しているのが実情なんですが、この際、どさくさに紛れてこのパターンを既成事実化しちゃおうかと。 それだと連載1,111回記念オフ会の開催がずーっと先になっちゃうんですが、どうせ誰も出席してくれないから、別にどうでもいいかと。 ま、とりあえず8月末工期の工事が片付いたら現場監督業務も少しは楽になると思うので、ヤル気さえ出れば何とかなるかも知れませんが、そのヤル気がぜんぜん出ないのが問題だったりするんですけどね。 とまあそんなことで、今回も適当に片付けて、さっさと終わりにしちゃいましょう。


< 清里・野辺山 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 まずはアレです。 (写真・いちばん上) 。 「黄色い橋」 っすな。 そのキーワードでググると25%くらいの確率で “八ヶ岳高原大橋” がヒットするので、通称 「赤い橋」 として知られる 東沢大橋と並んでそれなりにアレだったりするようですが、どちらも川俣川という、ブリーフ姿の軍司クンが出没しそうな名前の川に掛かっている立派な橋だったりします。 川俣軍司 (←元寿司職人兼通り魔) って、んなもん、今のヤングな若者は誰も知らないかと思われますが、清里なんてどうせ昭和のギャルしか近付かない土地柄なので、特に問題は無いのではなかろうかと。 「勝田清孝?」 「夫婦でドンピシャ!」 そういう合言葉が通用する世代にしか読まれてませんからね、うちのサイト。  「片桐機長?」 「逆噴射!」 とか。 で、この橋はアレです。 小淵沢から野辺山に移動する途中、渡り終えた先のところに駐車場があったので、とりあえずそこに車を止めて、橋の真ん中あたりまで歩いてみたんですが、全長490m、谷の深さ110mっすか。 なかなかのスペックっすな。 川俣川なんて遥か下のほうで、高所恐怖症の僕はちょっぴりチビりそうになったんですが、どう頑張っても落ちそうにはない立派な作りの橋なので、何とか漏らさずに持ち堪えました。 グンゼパンツ (←軍司くんも愛用) が黄ばんだりせずに、何より。 で、天気がよければ八ヶ岳が綺麗に見えたりするんでしょうが、この日はさっぱり。 ということで駐車場のところから橋の写真だけ撮って、今回の僕の清里観光は終了。 で、八ヶ岳グレイスホテルにチェックイン。 今回、ここを選んだのは 「満天の星空観察会」 とかやってて、いいかな? …と思ったからなんですが、ちょうどお泊りする日がペルセウス座流星群の極大みたいだしー。 が、いざとなって、やっぱりやめておこう。 そんな気分になっちゃったんですが、一人で星空観察会に参加って、何だか凄く浮きそうな気がするし、それに何より、お申込みは当日19:00までにフロント [内線9番] へお願いいたします。そう書かれているのが、あまりに敷居が高過ぎます。 勇気を振り絞ってフロントに電話して、 「あ、あのぉ…、星空ナントカ会というのに参加してみようかと…」 と申し込んで、 「はぁ、お一人でですかぁ?」 とか言われたりしたら、3日間くらい立ち直れなくなっちゃいそうだしぃ。 観察会場のグランドはホテルから歩いていける距離みたいだし、最悪、一人でこっそり空地に行って、誰にも気付かれないように空を眺めるというのもアリっすよね?

 幸か不幸か、週間天気予報によると、どうやらその日は雨の模様。 星空観察会は中止っすな、こりゃ。 とっても残念なんですが、お天道様には敵いません。 …とか思っていたら、その予報は、屋外ジャズフェスの観覧者にとってはいい方向、星空観察会への単独参加を躊躇うシャイな青年にとっては悪い方向に外れて、晴れのち曇り。そんな感じになっちゃいました。微妙っすな、こりゃ。 昼間はわりといい天気だったんですが、だんだんと曇ってきて、どうやら星は見えそうにもないので、残念ながら観察会への参加は見送り。 その方向で心を固めたんですが、チェックインの際、お姉さんに 「当ホテルでは毎日、星空観察会を開催しておりますが、どうなさいますかぁ?」 と聞かれて、心が揺れました。 高い敷居がいきなり低くなって、運動神経が皆無である僕でも何とか越えられそうな感じ? 「こ、この天気で、見えますかねー? (いや、きっと見えないに違いない。よって、参加は見合わせたい。) 」 括弧内の心情を言外に滲ませつつ尋ねたところ、 「丁度いま、流星群が綺麗ですよー。」 「・・・。 (それは知ってるけど、この天気じゃ見えないと思うけど?) 」 そう言いたかったんですが、お姉さんの満面の営業スマイルを目にすると、ここで断るのは、人間としてちょっとどうか? そんな気分になってしまいます。 「じゃ、お願いします…。」 負けてしまいました。 夕食の時間を考えると、20時集合というのはちょっと忙しないかな? …と思っていたんですが、 “20時半からの部” とか、 “21時からの部” とかもあるんですな。 相当、星空観察に力を入れているようです。 ということで、19時半から飯を食って、部屋に戻ってちょっと休憩して、21時にロビーに集合。 歩いて行くのかと思ったらマイクロバスで送迎してくれるみたいで、若いギャルのグループとかも結構いたりしました。 とりあえず、浮かない用グッズとして首から一眼レフカメラをぶら下げて、三脚まで持って行ったので、先客からもわりと温かい目で迎えられた…、ような気がしないでもありません。 天体撮影の本まで買ってこの日に備えて、でも、どうせ雨だしぃ。 …というので、復習せずに来ちゃったので、カメラの設定をどういう風にすればいいのか、あまり覚えがないんですが、ま、何とかなるっしょ?

 という、その “何とかなった成果” が (写真・上から2枚目) です。 いや、何ともなっていないんですけど。 この天気じゃ見えないと思うけど? そんな僕の懸念は的中して、雲というか、ガスというか、そういったモノに阻まれて、星はほとんど見えず。 ああん。。。 が、結論を言うと、この星空ナントカ会に参加したのは、大正解でした。 ホテルのお姉さんは何とか僕たちに星を見て貰おうと頑張ってくれたし、ま、頑張ってくれたところで基本的にはどうにもならなかったりするんですが、その熱意が天にも通じたのか、ほんの一瞬だけ雲が途切れて、星が総計5個くらいは見えたような? 流星のほうも2個くらいは流れたような? ギャル達が 「あー、流れた〜♪」 とか、盛り上がっていましたからねー。 いや、僕には見えませんでしたけど。 いつもそうなんだ。 僕はそういう星の下に生まれてしまったんだ。 小学校の修学旅行の時もロッジの裏にイノシシが出るというので、夜、みんなで見に行ったんだけど、僕だけ見られなかったんだ。 悔しいので、 「あ〜、おったぁ♪」 とか適当に話を合わせてたんですが、何だかあの時の屈辱が32年ぶりくらいに蘇ってきちゃいましたなぁ。。。 とまあ、星に関しては白星をあげることが出来なかったんですが、でもいいんだ。 何となく幻想的な夜の風景っぽいのは撮れたしー。 野辺山と言えども外は真っ暗というワケではなくて、地上付近はけっこう明るかったりしたんですが、そういえば 「星空うぉっちんぐマチコ先生」 って、そんなネタも今のヤングな若者には分かって貰えないでしょうなぁ。。。 そんな若いギャルたちと一緒に空を眺めることが出来たのは、今となってはいい思い出。 ホテル用意してくれたシートの上に寝転がって星を観察するんですが、幸か不幸かギャル集団のすぐ近くだったんですよねー。 いや、そんなの 「幸」 に決まってるんですけど。 星が見えたとか、見えないとか、流れたとか、そんなことはどうでもいいやぁ♪

 いつまでもそうしていたかったんですが、残念ながらバスが迎えに来てしまいました。 その場に居残って、自力で歩いて帰る道を選ぶ人たちもいたんですが、ギャルたちはバスで帰るようなので、僕も帰ることにして。 一人で暗闇の中を歩いて、道に迷わずにホテルにたどり着ける自信も無かったしー。 ということで、部屋に帰着。 星空撮影の成果のほうはさっぱりだったので、ベランダに三脚をセットして、もう一度チャレンジしてみることにしました。 シャッターを開けっぱなしにした状態で、とりあえず風呂に行くことにしたんですが、Tシャツとヨレヨレの短パン姿で廊下に出たところで、星空観察隊のお仲間ギャルたちと遭遇。 「あー、こんにちはー♪」 と声を掛けてくれたのに、不意を突かれて動揺して、焦って、どうしていいのか分からず、 「・・・。」 と、無言で頭を下げただけで終わってしまって、ああん。。。 もし人生をやり直せるとするなら、あの瞬間に戻って、 「あー、こんにちはー。流れ星、見れてよかったっすねー♪」 そう爽やかに微笑みたい。 そう思わずにはいられません。 もし、次の日の朝にでも食堂で顔を合わせたら、 「おはようございまーす♪」 と挨拶しようと思っていたんですが、ついぞ再開することはなく、そして僕の夏は、もうすぐ終わろうとしています。 で、カメラを仕掛けておいた成果のほうはですね、 (写真・ちょうど真ん中) を見て貰うとして。 おおっ、偶然にも流星が写ったー。 しかも、よく見ると3個も♪ そう思って喜んでいたんですが、よく考えたらシャッターを30分も開けていたので、その間、流星でもなんでもないただの星が地球の自転で動いたように見えるのが写っているだけですよね。 ま、それはそれで一応は立派な天体写真であるに違いなくて、とりあえずは満足♪ いつの日かまたあのグランドに寝転んで満点の星を眺めてみたい。 そして、 こんな写真 を撮ってみたい。 そう思わずにはいられません。 とりあえず流れ星を見付けたら、 「ギャルと星、ギャルと星、ギャルと星☆」 と、3回唱えておきたいと思いますが、で、残りの写真2枚はアレです。 翌朝、ホテルの近くの “JR鉄道最高地点” を撮ったものです。 天気はドン曇りで八ヶ岳もさっぱりだったりするんですが、当初の週刊天気予報が2泊3日、ずーっと雨マークだったことを思えば、よくぞ持ち直してくれました。 で、この後、野辺山の天文台とかに行ったんですが、その話は次回に持ち越しということにして、んじゃ、また♪

 ということで、今日はアート・テイタムっす。 ずーっと “その他の楽器編” をお届けして、前回は変則的に珍しく日本人モノを紹介したりしたんですが、9月に入ったことだし、気分を一新して今回からしばらく “ピアノ編” 。 そういう流れでいきたいと思います。 とまあそんなことで 『ピアノ・スターツ・ヒア』 。 日本語にすると、『ピアノはここから始まった』 っすか。 ピアノ編の幕開けに相応しい1枚なんですが、僕はこいつを この箱物 で手に入れました。 CDが25枚も入って、4,800円。 1枚あたり192円っ♪ 安っ! 僕の手持ちコレクションからすると、半分くらいはダブってしまうんですが、それでも十分に元は取れます。 単独では今ひとつ買う気をソソられなかったのもいくつか入っているんですが、このテイタムの奴も、こういう機会でも無ければ一生聞くことは無かったものと思われます。 ま、それならそれで別に問題は無かったような気もするんですが、ソロピアノなんて、ほとんど何も書くことは無いに違いないし、ジャケ絵も適当に書いておけば何とかなりそうだし、ヤル気のない日に取り上げるには、ま、適当と言えるのではなかろうかと。 とまあそんなことで1曲目から聞いてみたいと思うんですが、このアルバムは2つのセッションから成り立っていて、最初の4曲は1933年の録音となっております。 いくらなんでも古過ぎで、誤植なんじゃないか? …と疑ってしまったんですが、どうやらこれで間違いないみたいですな。 『ピアノはここから始まった』んだから、それくらい古くても不思議ではないのかも知れません。 ちなみに、ブルーノートの初レコーディングのアルバート・アモンズとミード・ルクス・ルイスの奴が1939年だから、それの6年前。 1933年というと、昭和8年。 ヒトラーが首相に就任したり、小林多喜二が治安維持法で逮捕されたり、昭和三陸地震があったりした頃に、アメリカでアート・テイタムが 「ティー・フォー・トゥ」 をどのように料理していたかというと、これがまた結構モダンだったりするので、ちょっとビビります。 小粋さの中に若干の小池さんが混じっているような感じだったりするんですが、ちなみにオバQとかに登場するラーメン好きの小池さんって、実は鈴木さんらしいっすな。 「小池さん家に下宿している鈴木さん」 というのが正解らしいんですが、 「小池 (中略) さん」 になっちゃったとか。 とまあそんなことで、この演奏に関して僕が言いたいことは以上です。

 思った通りソロ・ピアノでは何も書くことがなくて、今後の展開に何の期待も持てそうにないんですが、とりあえず2曲目は 「セント・ルイス・ブルース」 っすか。 その昔、そんな名前の漫才コンビがいましたな。 星セント・ルイスでしたっけ? 星空観察会は夏でもけっこう寒くて、上に羽織るもの必須という感じだったんですが、星セント・ルイスの作風もなかなかにお寒いものであったように記憶しております。 ちなみにホテルの部屋にあった観察会の案内には 「寒いのでマフラーと手袋は必須」 とか書いてあって、ちょっと焦りました。寒いとは噂に聞いていたのでウインドブレーカーを用意していたんですが、まさかそこまでとは。 が、実際、そこまで寒くは無かったので、あれは恐らく冬用の案内を通年利用しているのではないかと思うんですが、で、演奏のほうはというと、とっても 「せんとくん」 でルイスなブルースだったりして、悪くはなかったっす。 で、次。  「タイガー・ラグ」 。 これはアレっすな。 まんま、バド・パウエル。 無論、パウたんのほうがテイタムの影響を強く受けたという流れになるわけですが、1933年の時点でこんなモダンなピアノを弾いていたとは、テイタム、恐るべし! 米の粉に醤油と砂糖と胡桃を入れて練り込みんで蒸し上げた素朴なお餅、くるみゆべし! ということで、次。  「ソフィスティケイティッド・レディ」 。 有名なエリントン・ナンバーなんですが、え? この曲って、1933年にはもうあったん? だとすると、エリントンもなかなかに恐るべしなヤツなんですが、で、テイタムの、バラードなのに超絶テクという作風も、凄ぇ!

 ということで、5曲目っす。 ここからが先の後半のセッションで、1949年の録音ということになるようですが、何だかめっちゃ新しい吹き込みのように思えてしまいますな。 ライブ物のようで、音質的にはむしろ悪くなっちゃうんですけど。 ということで、 「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」 。 「這うハエだもーん」 とか、何だか無駄に可愛い曲名俳句があったように記憶しているんですが、ハエを生け捕りにして、翅をむしり取って 「這うハエ」 にしてやると可愛いっすよねー。 ゲルちゃんも僕と同じことをして楽しんでいたみたいです。 ここ 参照。 ちなみにこの 『パンをふんだむすめ』 という話はNHK教育テレビで影絵劇として映像化されたそうで、山田美也子による主題歌がトラウマ物なんだとか。 えーと、 これ っすな。 うーん、まあまあ? こっちの 本編 のほうが嫌っすな。 特に4分51秒あたりからの “虫虐め” のシーン。 これならまだ、虫を無視するほうがマシや! そう思わずにはいられませんが、で、一方 「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」 はというと、何とも明るくてご陽気な作風なので、心が救われますな。 ということで、次。 ふ…、ふもれすくえ? あ、“Homoresque” = 「ユーモレスク」 っすかね? ドボルザークのピアノ曲っすな。 テイタムの変幻自在な弾きっぷりは、さすがと思わずにはいられwんあくて、で、ということで、次。  「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー」 。 お馴染みのスタンダードばかりが出てくるところは安心モードでありまして、元祖パウエルっぽいテイタムの弾きっぷりも興味深いものがあります。 ま、いいんじゃないっすかぁ?

 で、次。  「イエスタデイズ」 。 後にパウエル派と呼ばれることになるピアニスト達がこぞって取り上げることになる楽曲なんですが、その元祖、ここにあり。 そんな感慨に耽ることが出来て、何より。 えーと、感慨、灌漑。 ・・・。 灌漑農業は勘がいい。 とりあえずそんなのしか思いつかなかったので、ボケるのは諦めて先に進みます。 9曲目、 「アイ・ノウ・ザット・ユー・ノウ」 。 小粋なプレイが堪能できます。 で、次。  「ウィロー・ウィープ・フォー・ミー」 。 日本名 「柳よ泣いておくれ」 っすな。 ウィローというと 「青柳ういろう」 とか、 「大須ういろ」 とか、ロックンロールういろう、はははーん♪ …とか、そういうのを思い出してしまうんですが、ということで、次。  「テイタム・ポール・ブギー」 はテイタムのオリジナル。 名前の通り、ブギウギっぽい仕上がりのテイタム棒だったりするんですが、(ブルース+ブギウギ)÷2 ≒ ジャズ・ピアノ。 そういう公式が成り立つんでしたっけ? そこにラグタイムとかも絡んでくるのかも知れませんが、ここはジャズについて深く語る場ではないので深入りするのはヤメにして。 ということで、次。  「ザ・ケリー・ダンス」 。 語尾が 「ダンサーズ」 に変化した形でジョニー・グリフィンが取り上げていたりする欧米のフォーク・ソングでありますな。 1分02秒という、ほんのちょっとした小品だったりするので、気合を入れて真面目に解説する気にもなれません。 ま、30分を超える大作だったとしても真面目に解説する気は無いんですけどー。 とまあそんなことで、ラストっす。  「ザ・マン・アイ・ラブ」 。 日本語にすると 「私の彼氏」 。 私の私の彼は〜、加齢臭〜♪ ということで、今日は以上っす。

【総合評価】  結局のところ、 『パンをふんだむすめ』 以外、何もまともに語っていない結果に終わってしまいましたが、パウエルのルーツが紛れもなくアート・テイタムであることを発見出来たという意味では、それなりに有意義であったと評価していいのではなかろうかと。 ピアノがここから始まったというのを実感することが出来たし、ま、所詮は1枚192円なので、それくらいの元は十分に取れたのではなかろうかと。


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