MUSIC TO STOP SMOKING BY (ROOLETTE)

SAL SALVADOR (1963)

MUSIC TO STOP SMOKING BY


【パーソネル】

SAL SALVADOR (g) RAY STARLING (p)
JOHN BEAL (b) LENNIE McBROWNIE (ds)

【収録曲】

(01-03) STOP SMOKING OR ELSE BLUES / I'LL NEVER BE FREE / I CAN'T GET STARTED
(04-05) YOU DO SOMETHING TO ME / YOU GO TO MY HEAD
(06-08) YOU IRRITATE ME SO / I GOT IT BAD (AND THAT AIN'T GOOD) / THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME
(09-10) MY OLD FLAME / I'M BEGINNING TO SEE THE LIGHT
【解説】 ( 2011年12月25日更新 / 連載 1,012回 )

 今日は深海魚について考えてみたいと思います。 どうしてそんなものについて考えてみようと思ったのかというと、静岡の海岸にリュウグウノツカイが打ち上げられたというニュースを耳にしたからなんですが、地元では地震の前兆ではないかと騒がれているようですな。 去年の冬、石川県の海岸に6匹ほど打ち上げられたと思ったら、その2ヶ月後に東日本大震災ですからね。 地理的に離れているので、直接は関係が無いようにも思えるんですが、所詮はサカナのやってることなので油断は出来ません。 本当は石巻に打ち上がりたかったんだけど、 「巻」 という字が難しくて覚えられないから 「石川」 でいっかぁ♪ …みたいな。 で、今回は静岡の静波海岸でありますか。 前例からすると、必ずしも静岡で地震が起きる前触れとは言えないかも知れず、静岡によく似ていて、サカナには覚えられなさそうな漢字のところ。 例えば、鶴岡あたりが危ないかも知れません。山形っすかぁ。今度は東北の日本海側に来ちゃうかも? 漢字そのものの難易度はともかくとして、魚類には読めなそうな東大阪の 「枚岡」 も注意しなければなりませんな。 ま…まきおか? よく分かんねーから、静岡でいいや。 そう考えたという可能性も捨て切れませんよね。 ちなみに正解は 「ひらおか」 なんですが、枚方が 「ひらかた」 だから、その流れでいけば納得のいく結果ではあるんですけどね。 が、サカナにそこまでの応用を求めるのは無理な相談でありまして、とまあそんなことで、今日は 『深海魚 〜 深海で進化した怪魚たち』 。  そんなテーマでお届けしたいと思います。

 そもそも深海というのはどれくらい深い海なのか。 まずはその辺りから見ていこうと思うんですが、200mというのは海の中では浅い部分なんですよね? 陸地に近い水深200m程度の比較的浅い海のことを 「大陸棚」 と呼ぶんだな。 そんな定義を耳にしたことがあるような気がします。 で、気分的には水深2000mを越えれば間違いなく深海だという気がするんですが、昔、 「しんかい2000」 という名前の潜水調査船もあったしー。 その後、3.25倍ほどパワーアップして 「しんかい6500」 というのが出来たんですが、この分ならそのうち、潜航深度が更に倍。 ドン!  「しんかい13000」 なんてのも出来ちゃいそうですな。 マリアナ海溝の最深部は10911mなんだそうですが、更に2089mほど自力で穴を掘って潜っちゃうという。 労力のスーパー無駄遣いとしか思えなくて、蓮舫に仕分けされちゃいそうなプロジェクトでありますが、それだけ海底を掘れば温泉くらいは湧くかもしれませんな。 伊東のハトヤの海底温泉がパワーアップすると思うと、ワクワク♪

 ちなみに軍用潜水艦の潜航深度はどれくらいなのかと思ったら、100〜600m程度と、以外と浅かったりするみたいです。 その程度なら何もわざわざ対潜哨戒機にお出まし頂かなくても、海女さんを紹介して頂けたら何とかなりそうですよね。 アマチュアの海女なら15mくらいが限度でしょうが、プロの海女なら何とかしてくれるに違いありません。 いや、さすがにちょっと無理がある気がしないでもないんですが、ちなみに伊勢エビは水深3〜40mくらいのところに棲息しているみたいです。 サザエが20〜30mらしいので、20m潜れるかどうかがプロの海女とアマの海女との境界線であると言えそうですが、で、一方、深海魚の奴らはどれくらいの深さのところで暮らしているのかというと、基本的には大陸棚よりも深いエリア。 すなわち200mオーバーであれば深海魚ということになるみたいです。 プロの海女でもちょっと手が出せませんが、じゃ、プロの底引き網漁師ならどうかと言うと、水深200mだとか、500mだとか、場合によっては1000mオーバーだったりとか。 半端ねーっすな、漁師! 比較的浅い深海に棲んでる深海魚は、うかうかしていられません。

 一口に深海魚と言っても、水深200〜1000mの中深層にいる奴から、6000mオーバーの超深海層で半端ない重圧に耐えている奴らまで、種々様々。 全部で11,500種類いる海水魚のうち、2900種くらいが深海魚なんだそうです。 約4分の1っすな。 深海魚と聞いて真っ先に頭に浮かぶのが、チョウチンアンコウが頭からぶら下げているチョウチンなんですが、灯りで小魚をおびき寄せて、それを捕まえて食う。 そういう魚類でありますな。 灯りにおびき寄せられるということは、その小魚は目が見えるということを意味し、となると、深海と言っても太陽の光が届く範囲のそんなに深くはない深海。 そういった環境に棲息しているものと推察されます。 で、調べてみたら棲息水域は200〜800m。 おお、僕の推理は当たっておりましたな。 しかし何ですな。深海魚というから、どんな深い海に棲んでいるのかと思ったら、ぜんぜん大したことは無いんですな。 200mと言ったら、小学生でも遠足で登る多度山の約半分。 800mとしても、ロープウェイで幼稚園児でも簡単に上れちゃう御在所岳の67.8%程度。 山ならぜんぜん高くはないレベルなんですが、ちなみにこのチョウチンアンコウとアンコウ鍋にするキアンコウとは、似て否なる生き物なんだそうですな。 煮て食えるのがキアンコウで、煮ても焼いても不味いのがチョウチンアンコウ。 そう考えていいと思います。

 で、フライで食うのがメルルーサ。 小学校の給食として出された 「白身魚のフライ」 の原料がこいつなんだそうです。かつてはマクドナルドの 「フィレオフィッシュ」 になったりもしてました。 タラ目メルルーサ科の海水魚ということなので、タラの一種なんでしょうが、水深200〜400mの大陸棚の斜め部分に棲息しているそうです。 こいつも深海魚としては低レベルであると言わざるを得ませんが、ま、これくらいの深さで暮らしている分にはルックス的にも普通の魚とそんなには変わらなくて、食べても普通に美味しかったりするんでしょう。 そんなに極端に底引かなくても収穫出来るので、コスト的にも安く済むだろうしー。 で、もうちょっと深いところで生きている奴になると、捕まえるのに無駄な労力を要するようになって、お値段のほうも無駄に高くなっちゃうんですが、例えばの話が金目鯛。 深海で光が届きにくい分、目が進化して金目になっちゃったんだと思うんですが、調べてみたら棲息水域は200〜800mくらい。 アンコウと同レベルっすかー。 で、金目鯛と言えば伊豆が有名なんですが、西伊豆のほうには深海で穫れるタカアシガニという奴がいますよね。 十脚目・短尾下目・クモガニ科の生き物なんだそうで、おそらく脚が10本で尻尾が短く、目が下のほうについていて、クモっぽい。 そんなカニなんだと思われます。 カニに尻尾があるのかどうかは知りませんが、水深150〜800mくらいのところに棲んでいるんだそうです。 ズワイガニは300〜600mあたりで生きている奴が多いんですが、香住沖だと800mより深いところに棲んでいるのもいるようで、タカアシガニ = 貴重な深海ガニだとばかり思っていたんですが、普通のカニと大差は無いんですな。騙されるところでした。 馴染みの深い深海産物は、実はそれほど深くはない深海で生きている奴らばかりである事が分かってしまったんですが、裏を返せば、それより深いところで生きている奴らは馴染みのない希少種ばかり。 そのように考えていいのかも知れません。

 さて、そこで リュウグウノツカイ 。 こいつは一体、どれくらいの深さのところで暮らしているのかと思ったら、水深200〜1000m。 おお、いちばん深く見積もれば、それなりに深海ですなー。 が、200mまでは浮上することを考えれば、何らかの拍子に海岸に打ち上げられたとしても、そんなに不思議ではないような気もします。 少なくとも日本で大地震が起きるくらいの頻度で姿を現したとしても、別に不思議では無いですよね。 モノによっては10mを越えることもある無駄なデカさと、インパクトの強い見た目のおかげで様々な伝説が生まれたんでしょうが、深さのレベルで言うと、ちょっぴり素潜りが得意なアンコウといった程度。 麻雀の役でいうと四暗刻 (スーアンコウ) のレベル。 姿を現したと言っても、ただちに大地震が起こるわけでは無いと言えそうですが、で、もしコイツが竜宮からの使者であるなら、竜宮城の位置もある程度は特定することが出来ますよね。 少なくとも大陸棚よりは深そうです。フカがいそうなくらい深そうなんですが、となるといくつかの矛盾も生じてきます。 竜宮城と言えば “鯛や平目の舞い踊り” が定番のアトラクションなんですが、そんな深いところに鯛や平目がいるかぁ? イルカもいるかぁ? で、竜宮城へはウミガメの背中に乗っていくことになっているんですが、ウミガメなんて奴らはせいぜい水深100mくらいのところに棲んでいるんじゃないっすかね? そう思って調べてみたら、オサガメという種類は1000mまで潜ることが出来るそうなので、その点に関しては特に問題は無さそうです。 鯛もマダイではなくて金目鯛だと考えれば大丈夫だし、ただ、水深20〜100mのところに棲んでいる平目が舞い踊っている以上は矛盾を解決することが出来ませんよね。金目平目とか、そんなのは聞いたことが無いしー。

 そこで考えられるのは、リュウグウノツカイは実は竜宮城からの使者でもなんでもない。 そういう説であります。 消火器の押し売りの 「消防署のほうから来ました。」 というのと同じく、 「竜宮城のほうから来ました!」 そういうことなんじゃないすかね? 出所を詐称しているからには、何か悪事を働こうとしているに違いないんですが、やっぱり押し売りなんっすかね? 地震の恐怖を煽って、乾パンやらアルファ化米やらを売りつけようとしているとか? でもまあ、非常時に備えて食い物を備蓄しておくのは大切なことなので、一概にリュウグウノツカイの行為を責めることは出来ませんよね。 親切な押し売りというか、親切の押し売りと言うか、何というか、まあ。 非常食販売業 「シシャモ商事」 の深海支社の使者。 そういう立場だったりするのかも知れず、そのうちに健康食品の “深海鮫エキス” とかも売りつけられちゃうかも知れませんが、その使者も死者となって打ち上げられてしまえば、諸行無常。 ま、こいつが竜宮の使いであろうと無かろうと、普段は深海に沈んでいる奴らが浮かんできたとなると、海底で何らかの異変が生じている可能性は捨てきれませんよね。 1匹だけならたまたまかも知れませんが、相次いで5匹、6匹と打ち上げられたり、ついでにクジラやイルカが大量に座礁したりする事態になれば要注意。 それは恐らく、兆候、兆候、チョコチョコ兆候、地震の兆候〜♪ この年末は 「ガキの使いスペシャル」 だけでなく、リュウグウノツカイの動向にも着目したいところでありますな。 とまあそんなことで、あまり深くは掘り下げることが出来ませんでしたが、深海の話は、おしまい♪

 ということで今日はサル・サルバドールなんですが、ちなみに竜宮城は海の中ではなくて、実は宇宙だったという説もありますよね。 ほんの2〜3日いただけの筈なのに、地上に戻ったら200年も300年も経過していたという、いわゆる “ウラシマ効果” も、光速に近い速度のロケットで移動したと考えれば説明がつくとか、何とか。 だとすれば、カメの奴も大概ですよね。 いくら助けて貰ったお礼とは言え、浦島太郎の人生を台無しにしちゃうのが明白な、そんな遠くの竜宮城にまで連れていくなんて、問題外。 伊東のハトヤに2泊3日で、よかったのに! ま、自分の故郷に連れて行きたいという気持ちは分からんでもないんですけどね。 僕だってヤンキー中学生に虐められているところを女子高生のお姉さんに助けても貰ったりしたら、お礼に桑名に招待することになると思います。 ナガシマスパーランドで一緒にテレコンバットに乗ったり、 「湯あみの島」 でリラックスり、ジャズドリーム長島でお買い物したり、夜は 「なばなの里」 でイルミネーションを見たり。 次の日は中堤を走って木曽三川公園に行ったり、多度山を眺めたり、多度大社にお参りしたり、多度豆を買ったり。 旧桑名市内に戻って 「七里の渡し」 と九華公園を散策したり、アイスまんじゅうを食べたり。 最後に六華苑を見学して、ここは映画の 『スパイゾルゲ』 とか 『人間失格』 とか、土曜ワイド劇場の 『天才刑事・野呂盆六』 なんかのロケ地として使われたんやでー。 そんな話で大いに盛り上がって、いやあ、めっちゃ楽しそう♪ ただそれも桑名だから許されるのであって、竜宮城となるとまた話は別です。 せめて事前に 「めっちゃ遠いんですが、いいっすカメ?」 と、太郎の意向を伺うくらいの心配りが欲しかったですな。 ま、冷血動物のカメにそこまで求めるのはちょっと酷かも知れませんけど。 サルならサル知恵を働かせて、なんとかしてくれたんでしょうけどねー。

 とまあそんなことで、サル・サルバドール。 “JAZZ名盤999 BEST&MORE” のシリーズで 『ミュージック・トゥ・ストップ・スモーキング・バイ』 というアルバムを見かけたので、とりあえず駄目元で買ってみました。 『そばに煙を出すことをやめる音楽』 っすか。 もうちょっと分かりやすく言うと、煙草をやめるための音楽。 そんな意図に基づいて作られた1枚のようです。 サル君のギター以下、ピアノのレイ・スターリング、ベースのジョン・ビール、ドラムスのレニー・マックブラウンの3人が参加しているようですが、個人的にはまったく知らない人たちばかりで、あまり多くは期待出来そうにもありません。 ということで、適当に軽く片付けちゃおうと思うんですが、まずはサル・サルのオリジナルで、 「ストップ・スモーキン・オア・エルス・ブルース」 。 「喫煙あるいはほかに憂うつ症をやめます」 っすか。 この機械翻訳はブルースの解釈を基本的に間違っているような気がするんですが、英検4級の僕が頑張って訳すとなると、 「煙草をやめるか否かのブルース」 。 僕のほうが断然、マシっすよね。 で、これはアレです。 憂うつ症っす。 個人的に泥臭い系のブルースはあまり好きではないので、そういうのだったりするとちょっぴり憂うつになっちゃうんですが、聞いてみたら、ま、普通にブルースでありました。 ギター・トリオではなくてピアノ入りなので、まだ聞きやすい部類であると言えるのではなかろうかと。 サルくんのソロも一瞬だけオクターブ奏法っぽくなったりして、思ったよりは悪くなかったです。 スターリングのピアノも微妙にガーランドっぽい感じだったりするし、でもって、ビール君のベース・ソロもフィーチャーされて、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。  「アイル・ネバー・ビー・フリー」 。 恐らく歌物ではないかと思うんですが、これまた微妙にブルースっすな。 カントリー&ウエスタンな雰囲気もあったりして、都会派の僕としては、さほど嬉しくはありません。ピアノのソロの出来がいいのが、唯一の救いっす。 ということで3曲目。  「アイ・キャント・ゲット・スターティッド」 。 日本名 「言い出しかねて」 でありますな。 最近、パソコンの日本語入力システムを “ATOK” に変えたんですが、 「飯田市かねて」 とか出てこないのは、さすがです。 お化け屋敷も 「叔母家屋敷」 とかになったりしてましたからね。 川俣軍司、勝田清孝と、犯罪者系にも強いんですが、麻原彰晃が 「アサハラ昇降」 になっちゃったのは、ちょっとどうかと。 で、演奏のほうはアレです。 ギターの無伴奏ソロによる訥々としたバラード。そういった感じです。 途中からリズムも入って来て、テンポもミディアムに転じるんですが、ま、なかなか達者なプレイと評価していいのではなかろうかと。 ずっとスローでやられるよりは飽きないので、その点では賢明だったと思います。 ラスト付近の処理も何だかけっこう盛り上がっているし、とまあそんなことで、次。  「ユー・ドゥ・サムシング・トゥ・ミー」 はコール・ポーターのナンバー。 ギター・カルテットによる小粋な演奏を堪能することが出来て、何より。 で、次。  「ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド」 。 何だかユーとかアイとか友愛とか、そんな単語の曲ばかりを取り上げている印象があるんですが、喫煙はどうした? ギターを弾いてるうちに、そんなことはどうでもよくなっちゃった感じなんですが、個人的にコイツはちょっぴり好きな曲だったりするので、別にいいんですけど。 中庸テンポでやるとなかなかいい感じなんですが、ここでのサルくんは、しっとり系のバラードとして料理しております。 途中からちょっぴりテンポが速くなるのもお約束。 ま、期待したほどには盛り上がらずに、総じて地味な展開に終始した感はあるんですが、ま、1曲くらいは大目に見ておきましょう。

 ということで6曲目。 またしても “ユーもの” で、 「ユー・イリテイト・ミー・ソー」 。 ユーとかアイだけでなく、マイとかミーも多いっすな。 で、 “Irritate” というのはどういう意味なんっすかね? 炒り豆腐? タイトル全体を翻訳サイトに掛けたら 「あなたは私をそのように刺激します」 と出たので、豆腐料理はあまり関係が無さそうなんですが、そのようにって、どのように刺激するんですかね? あんなことやら、こんなこと。 ああん、そんなことまでぇ♪ いろいろと想像が膨らむシチュエーションでありますが、ミディアム・テンポで軽快にバウンスするナンバー。 そういった感じの仕上がりでありました。 ちなみにこれは歌モノではなくて、サルのオリジナルです。 で、次。  「アイ・ゴット・イット・バッド・アンド・ザット・エイント・グッド」 。 今度は “アイ系” っすね。 で、仕上がりとしては、しみじみバラード風。 ま、悪くは無いので、いいと思います。

 ということで8曲目。  「ゼイ・キャント・テイク・ザット・アウェイ・フロム・ミー」 。 「誰にも奪えぬこの想い」 などという、なかなか格調の高い邦題が付けられております。 邦題という漢字を眺めていたら鳩山邦夫の顔が浮かんできてしまって、ちょっぴり不快なんですが、で、演奏のほうはというと、普通にスインギーな仕上がりだったりして、何より。 サルとスターリングのソロの後、 g → p → g → p の4バースもあったりして、それなりに盛り上がっているような気がしないでもなくて、で、おしまい。 次。  「マイ・オールド・フレーム」 。 ギターの無伴奏ソロで始まる、このアルバムでは非常にありがちなパターンのバラードでありますな。 途中からリズムが入って、で、ちょっぴりテンポが速くなったりして、ギターとピアノのソロが適度にフィーチャーされて、テーマに戻って、おしまい。 で、ラストです。  「アイム・ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト」 。 作曲者のところにエリントンやらほっじすやら、そんな人たちの名前がクレジットされているナンバーです。 ミディアム・ファストの調子のいいナンバーでありまして、参加者各位のソロが適度に配置されているアルプスの少女ハイチ。 そういった仕上がりでありまして、とまあそんなことで、今日は以上です。

【総合評価】

 俺、今日から煙草をやめるよ! そんな気にはまったくなれない、そんな1枚でありました。 全編を通じてリラックスした雰囲気が漂いまくっていて、眠気覚ましに一服したくなっちゃう。 そんな仕上がりだったりしております。 ちなみにこれ、ジャケットに ”INSIDE HILARIOUS INSTRUCTION BOOKLET ON HOW TO STOP SMOKING” と書かれているように、オリジナルのレコードには 「喫煙をやめる方法上の快活な取扱説明書」 がインサイドされたいたんだとか。 サルくんはいったい何を考えてこんなのを作ったんっすかね? サルの考えることはよく分かりませんなぁ。。。


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