鋳鉄管を敷設する様子を見てきました。 どうしてそんなものを見てきたのかというと、そういう仕事を受注したからなんですが、その工事の現場代理人に選任されてしまった以上、見に行かないわけにもいかないんですよね。僕ではなく仙人を選任しておけば、普通のオッサン千人分の仕事はしてくれたと思うんですが、生憎と僕は普通のオッサンです。人一倍頑張ったところで、人と同じくらいの仕事しか出来ません。 ま、人の一倍なので、計算上はそれで正解なんですが、今回は人一倍も頑張りませんでしたからね。 ぼーっと見ている以外、何の役にも立ちませんでした。 その、ぼーっと見ているという行為が何かの役に立っていたのかというと、とてもそうは思えないので、早い話がまったく何の役にも立ってなかったという事になります。でもまあ、しょうがないよね。そもそも僕は鋳鉄管に関しては、まったくのド素人なワケだしー。
ウチの会社は水道施設のうち、もっぱら浄水場やポンプ場内の機械器具設置やら配管やらの施工を請け負っているんですが、建物の中で使われる配管というのは “鋼管” だったりするんですよね。 “鋳鉄管” のほうははその先の、地面やら道路などの下に埋設される部分に使われるんですが、配管の中でもほとんど日の目を見ることのない、地味なキャラなんすよね、奴らって。 でもって、そういう日陰の部署の工事は、もっぱら地元の水道設備業者が請け負うことになっておりまして、僕らは手を出さないことになっています。 いや、どちらが偉いとか、そういうことではなくて、業者間で仕事の棲み分けがなされているわけなんですが、おかげで鋳鉄管に触れる機会はほとんどなくて、あまり親しみが沸かなかったりするんですよね。 一方、鋼管のほうには好感を持っていたりするんですが、 “鋼管” という言葉の響きも何だか男らしくって悪くないですよね。ちょっぴり “股間” に似ているところも悪くありません。 その点、 “鋳鉄” という言葉の響きはよくありませんな。 何だかネズミの泣き声みたいです。事実、 “ねずみ鋳鉄” などという鋳鉄もあるくらいなんですが、そもそも君は “鋼管” と “鋳鉄管” の違いを知ってるかな? 僕は知りません。 いや、まったく知らないというワケではないんですが、よく分かってはいません。 現場監督として、そんな事ではいけない。もっと勉強して、知識を深めよう! そう一念発起して、ホッキ貝を食べようかと思ったりもしたんですが、生憎、僕はあまり貝類が好きではありません。ホッキはやめて、ホッケの干物で妥協することにしたんですが、とまあそんなことで、とりあえず今日は鋳鉄管について考えてみたいと思います。題して、 『鋳鉄管に夢中ってか? ん〜♪』
ということで、まずは “鋼管” なんですが、これはアレです。鋼 (はがね) で出来た管 (くだ) です。 鋼 (はがね) というのは鉄を主成分とした合金のことなんですが、鉄に炭素を混ぜてどうのこうのした “炭素鋼” というのが有名です。 鉄に炭素を混ぜることにより引っ張り強さや硬さが増す反面、伸びや切削性が悪くなったりするんですが、鉄にクロムやニッケルを混ぜた “ステンレス鋼” というのも有名ですな。 どうして有名なのかというと、錆びないことで有名です。 錆びないし、見た目にも綺麗だし、いい事ずくめです。 が、悪いこともあります。 まず第1に、高いです。 今回の工事は鋳鉄管の敷設以外に、流量調整弁室内のステンレス配管も含まれていたんですが、外径が 500mmとか 700mmとか、そういうサイズのステンレス管をたくさん使いました。 で、これ、いくらくらいするのかと思ったら、仕入値で 1,300万円。 高っ!めっちゃ高っ! 思わず家に持って帰ろうかと思ったりもしたんですが、家に持って帰って売り捌けば、ちょっとした中古の家が1件買えるレベルでありますな。 サバなんて、いくら捌いて売ったところで、1匹 700円くらい。 魚屋なんかやってられるか!…と言いたくなっちゃいますが、第2にステンレス管を溶接した後に使う酸洗い剤が、臭いです。鼻にツンと来ます。おまけに危険です。 そうとも知らずに酸洗い剤が塗られたステンレス管をうっかり触ってしまった事があるんですが、指の皮膚が黄色く変色しました。 で、しばらくヒリヒリとした痛みが続きました。指紋まで綺麗に溶けて無くなってしまって、犯罪に走るなら、今だ!…と思ってしまいました。 現場からステンレス管を盗み出すなら、酸洗い直後がいいかも知れませんなー。 とまあそんなことで鋼管の問題は、解決。
で、続いては “鋳鉄管” なんですが、これはアレです。鋳鉄で出来た管 (くだ) です。 鋳鉄というのは鋼より炭素含有率が高いという、そういう鉄だったりするんですが、鋼よりも融点が低くて溶融体の流動性が高いので、溶かしてドロドロにした奴を鋳型に流し込んでどうにかするのに適しております。 そういう造り方を “鋳造” 、そうやって造られたモノを “鋳物” と言うんですが、桑名の主要な産業のひとつでありますな。 他には安永餅の製造とか、かぶら煎餅の製造とか、それくらいしか産業が無かったりするんですが、鋳物は大丈夫です。 かつては日本の二大鋳物産地の一つとして 「東の川口、西の桑名」 と呼ばれていたそうですが、かつては…ということは、今ではぜんぜん大したことは無いんでしょうな。 かつては国内シェアの60%を占めていたマンホールの蓋も、35%まで下がっちゃったみたいだしー。 業務用かき氷器のシェアは、桑名にある中部コーポレーションが80%をキープしているようなので安泰なんですが、ちなみに “フラッペ” という名前も、この会社のオッサンが考えたんだそうですな。 これからは桑名を “ハマグリとマンホールの蓋とフラッペの街” として売り出そうと思うんですが、とりあえず “ゆめはまちゃん” の着ぐるみも完成したみたいだし、次はいよいよ正義の味方 “マン蓋マン” の出番でありますな。 必殺技、マンホールの蓋投げっ! …って、そんなん、通りすがりの通行人が巻き添えを食って犠牲になるに違いなくて、必殺にも程があるような気がするんですが、で、問題はフラッペをどうするかですよね。 B級グルメにしちゃいますかね? かき氷の上にアイス饅頭をのっけて、 “アイ饅フラッペ” とか? 問題はパッと見、“アイ鰻フラッペ” と間違えやすく、ちっとも美味そうなイメージが浮かんでこないばかりか、むしろ気持ち悪い食い物を想像してしまうことなんですが、 “鰻アイス” というのも実際にありますしねー。
とまあそれはそうと鋳鉄管なんですが、水道工事ではもっぱら “ダクタイル鋳鉄管” というのが使われます。 ダクタイル。 漢字で書くと、“堕苦怠屡”。 いや、これは別に日本語ではないので、わざわざ漢字で書く必要は無いんですが、族っぽい雰囲気を高めるには、なるべくマイナスイメージの強い漢字を使うのがポイントです。 “打躯体流” とかだと、何だか建築物理学っぽくって、あまり悪そうな感じがしないですもんね。 で、この 「抱くタイル」 と変換されてしまいがちなこの鋳鉄はどういうものなのかというと、鋳鉄の溶湯にマグネシウムを加えて強度を高めたものなんだそうで。 マグネシウムを加えることにより、鋳鉄に含まれる炭素が球状になって、(・∀・)イイ!! そういうものなんだそうです。 ダクタイルというのは 「強靭な」 という意味、もしくは 「球状」 という意味だと、書かれているサイトによって意見が二分されるんですが、普通に辞書で 「Ductile」 を調べると 「延性がある」 と出てくるので、球状説のほうは間違いでしょう。 誰かが勘違いして 「球状」 と書いちゃったのを無断で借用したり、勝手に引用したり、コピペしたりしているうちに、間違いがそれなりに一般化しちゃったものと思われます。 ダクタイルと形容されているだけあって、ねずみ鋳鉄に比べて延性があって、強靭であるようです。 ねずみ鋳鉄、ざまあ! で、そんなダクタイル鋳鉄管には大きく分けて、直管と異形管という2つの種類があります。 真っ直ぐな奴が直管で、そうでない奴が異形管です。 そうでない奴の中には、性格が 90度曲がった奴、性格が 45度曲がった奴、性格が 22.5度曲がった奴、性格が 11.25度曲がった奴、性格が 5.625度曲がった奴なんかがいたりします。 最後の奴なんか、もうちょっと頑張れば真っ直ぐな人生を歩いていける筈なのに、惜しいところでちょっとだけグレちゃったんですよね。 その他には、Y字型に二股に分かれる奴とか、途中で太さが変わる奴とか、色んな奴がいたりするんですが、一方、直管のほうはですね、性格が真っ直ぐな奴ばかりが揃っております。 ま、中には性格は真っ直ぐなんだけど、気の短い奴もいたりして、そういうのは “短管” と呼ばれることになるんですが、この短管には “短管1号” と “短管2号” とがあったりします。 “短管V3” とか “短管アマゾン” とかはいないので、短管シリーズは2作で打ち切りになったようですが、ちなみに “短管1号” というのは、こういう奴です。
とまあそんなことで、今日はロンネル・ブライトなんですが、実を言うと鋳鉄管の接合というのは、それだけで話が終わらなかったりします。 鋳鉄管の接合には K形とか T形とか U形とか KF形とか UF形とか NS形とか S形とか SU形とか US形とか PU形とか、いろんなタイプがあるみたいなんですよね。 今回、僕が見学していたのは図面に “DK” と書いてあったような気がするので、恐らくダクタイル鋳鉄管の K形接合だったんだと思いますが、鋳鉄管、難し過ぎぃ。 “水の道” を究めるのも、なかなか難しいものがありますなぁ。。。 それはそうと今日はロンネル・ブライトなんですが、君はロンネル・ブライトを知ってるかな? 僕は知りません。 名前からして恐らく、コーヒーにはニドでもクリープでもなくて、ブライト派なんだろうな。 …というのは分かるんですが、それ以外のことは分かりません。 つまりまあ、何も分かっていないも同然なんですが、CD屋でたまたま見掛けて気になったので、とりあえず買ってみました。 『ザ・ロンネル・ブライト・トリオ』 という、何のひねりもないタイトルの奴です。 確か、帯の部分に 「サラ・ボーン (?) の歌伴で名高い…」 と言ったキャッチコピーが書いてあったと思うんですが、僕はCDの帯は捨てちゃう派なので、それが正しいかどうかを確かめる術 (すべ) はありません。 いや、ググればいいだけですか。 ということで、調べてみました。 おお、意外とヒットするもんですなー。 で、一番最初に出てきたのが これ です。 おお、サラ・ボーン、正解っ! ブライトの経歴についても詳しく書かれているし、このアルバムのレビューもあるので、これ以上、僕がしゃしゃり出る必要性はまったく無いんですが、とまあそんなことで、おしまい。
…って、さすがにそれではあまりにも手抜き過ぎるので、簡単に曲の解説などを加えておきましょう。 ということで、1曲目。 「セイル・エム」 。 ブライト君のオリジナルです。 先ほどの誰かが書いたサイトのデータを見ると、曲順が違っているような気がするんですが、もしかしてこの人、A面とB面を逆に聴いちゃったとか? トップページまで遡ってみたら、Webマスター (←死語?) は長野市に住んでいる事務職員のようでありますが、 あづみ野コンサートホール の話もあったりして、おお、懐かしい♪ 昔、きんやさん主催のライブを見に行ったりしたんですよねー。 で、他はというと、 ヤックン本のレビュー だとか。 とまあ、それはそうと 「セイル・エム」 なんですが、これはアレです。 小粋にスイングする、ちょっとした小さなプチ小品。 そんな感じのナンバーです。 演奏スタイルは誰に似ているかと言うと…、んーと、レイ・ブライアント? いや、作曲者のところに “R.Bright” と書いてあるのを見て、一瞬、レイ・ブライアント? …と思ってしまっただけで、スタイルそのものはあまり似ていないんですが、アドリブ・パートに入ると微妙にハンプトン・ホーズっぽいというか、ケニー・ドリュー的というか、少しばかりのエルモ・ホープというか、ま、わりと僕の好きなタイプだったりはしますな。 ネームバリュー的にはあまり期待が持てなかったアート・モーガンという人のタイコも、なかなかいい感じにプッシュしておりますな。 で、終盤にはピアノとベースの絡みがあって、更にはピアノとドラムスの4バースでそこそこ盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ま、無難な立ち上がりであったと言えるのではなかろうかと。
で、次。 「シングス・エイント・ホワット・ゼイ・ユースド・トゥ・ビー」 。 長々とカタカナで表記するより、 「昔はよかったね」 だよね。 …と言ったほうが一発で伝わるんですが、個人的にこの曲はさほど好きではありません。 ジジイっぽいし、年寄り臭いし、加齢臭がするしー。 懐古趣味のスヰングジヤズなら兎も角、ナウなヤングのビ・バップには不向きな楽曲のような気がするんですが、ロンネル・ブライトみたいなスタイルの人が弾くと、ん? 意外と悪くない? ブルージーな雰囲気がブルンジ人に大ウケって感じぃ? 曲そのものはやっぱりあまり好きにはなれんのですが、ソロに入れば日本人の僕でもわりと普通に楽しめます。 中盤にはリチャード・デイビスが絡んでくるパートがあったりして、でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「ジョニー・ペイツ・ブルース」 。 ブライトのオリジナルっす。 でもって、ブルースっす。 とってもブルースなテーマの後、ブライトの小粋なソロがあって、中盤になるとリチャード・デイビスが絡んで来たりして、3曲目にして、やや展開がマンネリ気味だったりするんですが、でも、しょうがいないよね。 ピアノ・トリオなんてもともと3人の順列・組み合わせでしか、やりようがないんだしー。 とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。
小唄系、懐古系、ブルース系と来れば、ここらあたりでひとつバラードが欲しくなるところなんですが、 「R&Rグルーヴ」 。 オリジナルのグルーヴ系を持って来ましたか。 ま、それはそれで悪くないんですが、グルーヴと、グローブと、バスローブ。 どれかひとつ好きなものを選べと言われたら、僕は迷わずグルーブを選びます。 野球は死ぬほど苦手だし、バスローブは死ぬほど似合わないので、残った奴を選ぶしかないんですが、ま、グルーヴなんて抽象的な物を貰ったところで、置き場所に困るだけなんですけどね。 で、演奏のほうはというと、アレです。 テーマの後、いい感じにスインギーなピアノのソロがあって、ピアノとタイコの絡みで大いに盛り上がって、テーマに戻って、おしまい。 ということで5曲目です。 「ザ・チャンプ」 。 ガレスピー作のバップ・ナンバーでありますな。 小唄→懐古→ブルース→グルーヴ→バップですか。 最初の一文字だけを取って並べてみると、小懐ブグバ。 並べてみたところでまったく意味が無かったことが分かったんですが、でも、しょうがいないよね。 他に書くことも無いしー。 で、演奏のほうはアレです。 テーマの後、ブライトの適度にバピッシュなソロがあって、中盤にベースとタイコの絡みで大いに盛り上がって、終盤にピアノのソロがもう一度出てきて、テーマに戻って、おしまい。 1曲あたり2行半。 概ねそんなペースで突き進んで来ましたが、今週も残すところあと3曲。 さ、もう一息、頑張りましょう。
ということで、次。 「イージー・リスニング」 。 作曲者のところには “N.Cole” とクレジットされているんですが、ナット・キング・コールの曲なんすかね? 長野市在住の事務員の人も、歌も唄うロンネル・ブライトのあこがれはナット・キング・コールだと書いてたしー。 いいですよね、ナット・キング。 納豆菌の王様ですよね。 いや、それだとナットキン・キングになっちゃうから、普通に納豆の王様でいいですか。 ちなみに、納豆と言えば水戸なんですが、桑名にも納豆メーカーはあったりします。 ここ です。 あー、 「黒豆納豆アイス」 とか、ヘンなもん造ってるやんっ! 「おちびさん つゆだく」 、亀田三兄弟のみなさんも絶賛って、マジかよ? おお、 コレ っすか! TBSで全国放送されて、めっちゃイメージ・ダウンにならなければいいんですが、ま、僕は納豆が嫌いなので、かき氷器メーカーにだけ頑張って貰えればいいんですけど。 何でもいいけど 『2010年版豆腐年鑑』 って、そんな本が出ているんですな。1回分くらいのネタにはなりそうなんですが、 5,000円 (送料・税込) はちょっと高過ぎるので、購入は見合わせました。 電話注文→郵便振込ではなく、ネット注文→クレジットカード決済だったら、血迷って買っちゃったかも知れません。危ないところでした。 “豆腐百珍” は三珍で面倒になっちゃったみたいだし、 “業界スケジュール” は何のイベントもないし、豆腐の先行きがちょっぴり不安になったりもするんですが、とまあそれはそうと、 「イージー・リスニング」 。 これはアレです。 とってもイージーにリスニング出来るナンバーです。 ゆっくりとしたテンポ設定なんですが、バラードというよりはスロー・ブルースですな。 が、さほど泥臭くはなく、納豆臭くもなく、いい感じにイージーな、いい痔。 そんな仕上がりだったりします。 演奏のほうは、ピアノ・ソロ → ベースのピチカート・ソロ → ピアノ再び。 そういう流れだったりするんですが、でもって、テーマに戻って、おしまい。
で、次。 「チェイシング・サラ」 。 「サラを追いかけて」 などという日本語タイトルが付けられておりますが、ここで言うサラというのは無論、皿うどん。 それとはまったく関係ないものと思われます。 そもそも、どこの店で食っても無駄に量が多過ぎるんだってば、皿うどん。 最初の3口くらいは美味しいんですが、途中で飽きちゃうんですよね、あれ。 で、ブライトが追いかけたサラというのは無論、サラ・ボーンのサラなんだと思うんですが、露骨にバップっぽいナンバーなんですな、これ。 もっと小唄っぽいのを想像していたので、ちょっとイメージと違ったんですが、あ、もしかしてパーカーの 「チェイシン・ザ・バード」 のコード進行を使ったりとか? ま、バップだと分かってしまえば、それなりにスインギーで悪くない出来でありまして、終盤はピアノとタイコの4バースでいい感じに盛り上がって、テーマに戻って、おしまい。
で、ラストです。 最後も自作曲で締めてくれる模様なんですが、 「ドクソロジー」 っすか。 どう考えても 「ど糞老人」 みたいで、お洒落な作品に仕上がるとはとても思えないんですが、ところがどっこい (←死語?) ファンキーなムードのある、なかなかの佳曲だったりしました。 ちなみに 「Doxology」 というのは 「栄唱」 という意味なんですな。 と言われても、その日本語の意味がよく分からなかったりするんですが、栄唱。キリスト教で神の栄光を賛美する礼拝の祈祷形式。 ほー。 「ど糞」 とはまったく縁遠い世界だったんですなー。 で、演奏のほうはというと、ピアノ・ベース・ドラムスの三者が三位一体となって繰り広げる三者面談。…といった感じで、緊張感のある素晴らしい出来だと思います。 いいぞぉ、ど糞ぉ! とまあそんなことで、今日は以上です。
【総合評価】
こじんまりと纏まった、岡部まり (故人)。 そんな仕上がりの1枚でありました。 いや、 『探偵!ナイトスクープ』 をやめただけで、べつに故人になったワケではないんですけどね、岡部まり。 正直、最初にこれを聴いた時はインパクトが弱くて、ふーん。 そう受け止められてしまう不運な作品。 そんな感じがしたんですが、今回、この原稿を書くにあたって改めて聴き直してみたところ、意外と (・∀・)イイ! 特にラストの 「ど糞老人」 な奴が思いのほかよかったので、全体としてもイメージも大きくアップしました。 これからは年寄りをクソ呼ばわりするのはやめよう。 そう反省させられた1枚でありました。